河出書房新社
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外国文学
パリに終わりはこない
エンリーケ・ビラ=マタス 著 木村 榮一 訳
ヘミングウェイを夢見てパリで作家修行をする「私」は、マルグリット・デュラスの家に下宿しながら処女作を書きあぐねる――世界文学に新しい地平を切り拓くビラ=マタスの代表作。
定価2,640円(本体2,400円)
×品切・重版未定
政治・経済・社会
中国では書けない中国の話
余 華 著 飯塚 容 訳
現代中国を代表する作家が、『ニューヨーク・タイムズ』など海外メディアに発表した社会批評を集成。中国社会やネット空間のリアルを知りたい人に最適の1冊。日本オリジナル編集。
定価1,760円(本体1,600円)
シュレーディンガーの猫を追って
フィリップ・フォレスト 著 澤田 直/小黒 昌文 訳
夜の庭にふいに現れた一匹の猫。壁を抜けて出現と消失を繰り返す猫はパラレル・ワールドを自在に行き来しているのか。愛娘を失った痛みに対峙しつつ、量子力学と文学との接点を紡ぐ傑作。
定価3,520円(本体3,200円)
ユリシーズ航海記 『ユリシーズ』を読むための本
柳瀬 尚紀 著
天才翻訳家が遺した『ユリシーズ』に関する文章を集成。第12章の発犬伝をはじめ、1922年のパリ、音楽、競馬、13-18章の試訳など、ジョイスフルな言葉に満ちたファン待望の一冊。
○在庫あり
河出ブックス
シンデレラの謎 なぜ時代を超えて世界中に拡がったのか
浜本 隆志 著
誰もが知っているシンデレラの話は、実は古代エジプトから日本まで地域、時代を超えて世界中に広がっていた。その伝搬の謎を、太古の人類大移動にまで遡りながら解明する知的な冒険。
定価1,650円(本体1,500円)
異形の愛
キャサリン・ダン 著 柳下 毅一郎 訳
巡業サーカスの団長の父と母、天才アザラシ少年の兄、美しいシャム双子の姉、特別な力をもつ弟。やがて来る崩壊の日。いまからわが家の話をしよう……偏愛される伝説の名作。
人みな眠りて
カート・ヴォネガット 著 大森 望 訳
ヴォネガット、最後の短編集! 冷蔵庫型の彼女と旅する天才科学者、殺人犯からメッセージを受けた女性事務員、消えた聖人像事件に遭遇した新聞記者……没後に初公開された珠玉の短編16篇。
定価2,200円(本体2,000円)
とるにたらないちいさないきちがい
アントニオ・タブッキ 著 和田 忠彦 訳
一人の女性を愛した男3人の法廷での再会──表題作のほか、魔法の儀式、不治の病、スパイ、戦争……。『インド夜想曲』につづいて発表された幻想とめまいに満ちた11の短篇集。
定価2,420円(本体2,200円)
男も女もみんなフェミニストでなきゃ
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 著 くぼた のぞみ 訳
わたしはハッピー・フェミニスト! ディオールが同名ロゴTシャツを作り、ビヨンセを始め全米が称賛したTEDスピーチ、待望の邦訳。フェミニズムを理解するための最適の1冊。
定価1,320円(本体1,200円)
△3週間~
約束
イジー・クラトフヴィル 著 阿部 賢一 訳
独占領下ブルノで鉤十字型のナチ邸宅を建てた建築家。戦後は秘密警察に狙われ、最愛の妹を失う。復讐を誓い、犯人を地下に監禁するも……。グロテスクな衝撃のチェコ・ノワールついに解禁!
定価2,860円(本体2,600円)
こびとが打ち上げた小さなボール
チョ・セヒ 著 斎藤 真理子 訳
70年代ソウル――急速な都市開発を巡り、極限まで虐げられた者たちの千年の怒りが渦巻く祈りの物語。四半世紀にわたり韓国で最も読まれた不朽の名作がついに邦訳。解説=四方田犬彦
定価2,090円(本体1,900円)
ユリシーズ1-12
ジェイムズ・ジョイス 著 柳瀬 尚紀 訳
20世紀最高の小説を最強の翻訳で。小説の技巧のすべてを駆使して甦るダブリン1904年6月16日の「真実」。全18章のうち、第1章から謎の語り手の「発犬」につながる第12章まで。
定価4,950円(本体4,500円)
炸裂志
閻 連科 著 泉 京鹿 訳
市長から依頼された作家・閻連科は、驚異の発展を遂げた炸裂市の歴史、売春婦と盗賊の年代記を綴り始める。度重なる発禁にも関わらず問題作を世に問い続けるノーベル賞候補作家の大作。
定価3,960円(本体3,600円)
素顔のココ・シャネル
イザベル・フィメイエ 著 ガブリエル・パラス=ラブリュニ 序文 鳥取 絹子 訳 フランシス・ハモンド 写真
唯一知られてこなかったココ・シャネルの私的な素顔とその真実の姿を初めて明らかにし、発想、信仰、神秘世界を家族などの詳しい証言でつづる決定版。初公開を含む貴重な図版満載の豪華本。
定価5,500円(本体5,000円)
アメリカーナ
高校時代に永遠の愛を誓ったイフェメルとオビンゼ。米国留学を目指す二人の前に、現実の壁が立ちはだかる。世界を魅了する作家による、三大陸大河ロマン。全米批評家協会賞受賞。
定価5,060円(本体4,600円)
美食と嘘と、ニューヨーク おいしいもののためなら、何でもするわ
ジェシカ・トム 著 小西 敦子 訳
大学院生ティアが出逢ったのは、秘密を抱えた大物料理評論家。世界一美味しい街の高級レストラン業界の裏側を描いた傑作デビュー小説。スピルバーグ監督のドリームワークス映画化決定!
定価1,980円(本体1,800円)
ありがちな女じゃない
レナ・ダナム 著 山崎 まどか 訳
ドラマ「Girls/ガールズ」製作、脚本、監督、主演を務める、時代の寵児による全米ベストセラー初エッセイ。フェミニズム、セックス、恋、仕事……赤裸々に語られる新世代エッセイ!
死せる魂
ニコライ・ゴーゴリ 著 東海 晃久 訳
死んだ農奴の名義を買い集めるために全ロシアを旅するチーチコフを通じて19世紀ロシアの底辺を描き出した読まれざる世界文学の巨編を俊英・東海晃久があざやかな訳文でよみがえらせる。
定価4,730円(本体4,300円)
むずかしい年ごろ
アンナ・スタロビネツ 著 沼野 恭子/北川 和美 訳
土と血のにおい漂う、残酷で狂気に満ちた現代ロシアン・ホラー登場! 双子の息子の異様な行動に怯えるシングルマザーの恐怖を描く衝撃の表題作他、新鋭女性作家による全8編。
ヌメロ・ゼロ
ウンベルト・エーコ 著 中山 エツコ 訳
『薔薇の名前』を著した知の巨人、最後の傑作! 新聞社を舞台に、歪んだジャーナリズムの陰謀をミステリータッチで描き、情報社会にどっぷりと漬かる我々の思考の危うさに警鐘を鳴らす。
定価2,035円(本体1,850円)