河出書房新社
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外国文学
プラータナー 憑依のポートレート
ウティット・ヘーマムーン 著 福冨 渉 訳
絡み合う政治とエロス、権力と反権力、生と死。ある芸術家の性愛遍歴を通して語られる、国家の「からだ」の欲望とは。岡田利規により舞台化された、タイ現代文学気鋭の小説家の初邦訳。
定価3,080円(本体2,800円)
×品切・重版未定
イジェアウェレへ フェミニスト宣言、15の提案
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 著 くぼた のぞみ 訳
どうしたら「女だから」という理由でふりかかる、理不尽なマイナス体験をさせずに子育てできる? 出産した友に尋ねられた著者が15の提案を手紙にしたフェミニスト宣言。見事な1冊。
定価1,518円(本体1,380円)
○在庫あり
須賀敦子の本棚 池澤夏樹=監修
地球は破壊されはしない
ダヴィデ・マリア・トゥロルド 著 須賀 敦子 訳
コルシア書店の創設者で、須賀が敬愛する詩人の代表的戯曲を須賀訳で。西暦一千年を前に千年終末論に怯え死を覚悟する修道士たちに、希望を信じて生きようと説く若き修道士の姿を描く。
定価2,420円(本体2,200円)
七つのからっぽな家
サマンタ・シュウェブリン 著 見田 悠子 訳
全裸で戯れる祖父母と孫、崩壊した夫婦、怪しい男と少女の交流……日常に潜む狂気をえぐりだす「家」をめぐる7つの短篇。国際ブッカー賞最終候補、ラテンアメリカ新世代の旗手の代表作。
定価2,200円(本体2,000円)
モロイ
サミュエル・ベケット 著 宇野 邦一 訳
20世紀最大の作家による世界現代文学の到達点。ベケット不朽の名作「小説三部作」はここから始まった。最新の研究成果を反映した仏語からの個人新訳。
定価3,190円(本体2,900円)
△3週間~
湖
ビアンカ・ベロヴァー 著 阿部 賢一 訳
まだ、いけにえが足りないんだよ――湖から戻らなくなった祖父。そして少年ナミは母を探し旅立つ。気鋭のチェコ作家が描く現代の黙示録! マグネジア・リテラ賞、EU文学賞受賞。
定価2,640円(本体2,400円)
私のカトリック少女時代
メアリー・マッカーシー 著 若島 正 訳
ベストセラー小説『グループ』著者の痛快回想記。いじめぬかれた子ども時代や12歳で信仰を捨てた少女時代を辛辣なウィットと温かなユーモアで描き出す、小説を読むようにおもしろい傑作。
クリオ 歴史と異教的魂の対話
シャルル・ペギー 著 宮林 寛 訳
カトリック左派の代表的思想家の思惟が凝縮した書を初完訳。歴史の女神クリオが老女の姿で、老いとは何か、歴史とは何かを語る。ゴダールやドゥルーズらも愛した究極の名著。
定価3,520円(本体3,200円)
世界不死計画
フレデリック・ベグベデ 著 中村 佳子 訳
DNA、iPS細胞、遺伝子組み換え、臓器製造、脳のデータベース化……10歳の愛娘と僕=ベグベデが、不死をもとめる最先端の生命科学者に取材するサイエンス<ノン>フィクション。
定価2,970円(本体2,700円)
レトロ図書館
怪盗ルパン 二つえくぼの女
モーリス・ルブラン 著 保篠 龍緒 訳
15年前に歌姫が侯爵邸で不測の死を遂げた。興味をもったルパンの前に、金髪の美女と追う警部。事件の背後には……。洒脱な映画を見るような、ルパン物異色の恋愛ミステリ。
定価2,145円(本体1,950円)
苦悩
マルグリット・デュラス 著 田中 倫郎 訳
ナチス占領下のパリで強制収容所からの夫の帰りを待つ苛烈な日々を綴った、文学の限界を超えた作品。デュラスが“私の生涯で最も重要なもの”と告白する、自伝的記録。表題作の他5篇。
凍
トーマス・ベルンハルト 著 池田 信雄 訳
おそるべき作家の最初の長編にして最高傑作、ついに邦訳。画家となった男の調査を依頼されて山間部の村に滞在することになった研修医の手記があばく凍りつくほどにきびしいこの世界の真実。
すべての、白いものたちの
ハン・ガン 著 斎藤 真理子 訳
チョゴリ、白菜、産着、骨……砕かれた残骸が、白く輝いていた――現代韓国最大の女性作家による最高傑作。崩壊の世紀を進む私たちの、残酷で偉大ないのちの物語。
なにもない
カルメン・ラフォレット 著 木村 裕美 訳
18歳のアンドレアが見たバルセロナの光と影、青春の苦さと、人生。スペイン版『悲しみよこんにちは』ともいえる、当時23歳の著者が描き現在まで読み継がれるスペイン文学不朽の名作。
定価2,750円(本体2,500円)
ラディカルな意志のスタイルズ[完全版]
スーザン・ソンタグ 著 管 啓次郎/波戸岡 景太 訳
ニューヨークが育てた知性と感性、その代表作。シオラン、ベルイマン、ゴダールの各論のほか、「アメリカで起こっていること」「ハノイへの旅」を含む完全版。瑞々しい新訳で現代に甦る。
定価3,300円(本体3,000円)
嘘と魔法 上
エルサ・モランテ 著 北代 美和子 訳
現代イタリア文学の金字塔とされる大作を初紹介。両親を亡くし養母も失って天涯孤独となった少女が、祖母、母、自分の三代にわたる女性たちの激動の生涯を物語る。ヴィアレッジョ賞受賞作。
嘘と魔法 下
須賀が「尊敬してやまない」小説家の希有の大長編は孤独な少女の虚実交えた語りでつづく。実らぬ愛、激しい独占欲、嫉妬、裏切りなど烈々たる感情の渦が最後には狂気へと一気に燃えあがる。
クネレルのサマーキャンプ
エトガル・ケレット 著 母袋 夏生 訳
自殺者が集まる世界でかつての恋人を探して旅する表題作のほか、ホロコースト体験と政治的緊張を抱えて生きる人々の感覚を、軽やかな想像力でユーモラスに描く中短篇31本を精選。
ウンベルト・エーコの世界文明講義
ウンベルト・エーコ 著 和田 忠彦 監訳 石田 聖子/小久保 真理江/柴田 瑞枝/高田 和広/横田 さやか 訳
現代屈指の知性が、思想、哲学、文学から、メディア、サブカルチャーまで縦横無尽に語った文明の秘密。「見えないもの」「陰謀」「絶対と相対」「炎は美しい」など。図版136点。
定価5,060円(本体4,600円)
むずかしい女たち
ロクサーヌ・ゲイ 著 小澤 英実/上田 麻由子 訳
DV、レイプ、性虐待、性の痛みと性への怒り……女として生きる先には、いつも困難が待ち受けている。ベストセラー『バッド・フェミニスト』のロクサーヌ・ゲイが描く、21の女たちの物語。