河出書房新社
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外国文学
フェデラーの一瞬
デイヴィッド・フォスター・ウォレス 著 阿部 重夫 訳
ナダルとの伝説的な死闘を分析しつつ、テニスの本質を体現するフェデラーの魅力を精緻に綴った名エッセイのほか、卓越した洞察力と縦横無尽なレトリックでテニスを楽しむ傑作エッセイ集。
定価3,520円(本体3,200円)
×品切・重版未定
暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて ル=グウィンのエッセイ
アーシュラ・K・ル=グウィン 著 谷垣 暁美 訳
美しい自然や動植物、文学、音楽から、軍服、罵り言葉、愛猫パードまで。「アメリカSFの女王」が、自らの人生経験をふまえて繊細かつ奔放に綴った2010年代のエッセイを集成。
定価2,640円(本体2,400円)
○在庫あり
魅せられた旅人
ニコライ・レスコフ 著 東海 晃久 訳
19世紀ロシア文学の異才レスコフの代表作を新訳。馬のことならなんでもできるイヴァンが預言者となって遍歴にでるまでの数奇な生涯。いまこそ新しい物語の魅力を凝縮した名作。
定価3,190円(本体2,900円)
十二月の十日
ジョージ・ソーンダーズ 著 岸本 佐知子 訳
中世テーマパークで働く若者、賞金で奇妙な庭の装飾を買う父親、薬物実験のモルモット……ダメ人間たちの何気ない日常を笑いとSF的想像力で描く最重要アメリカ作家のベストセラー短篇集。
ピッツェリア・カミカゼ
エトガル・ケレット 著 アサフ・ハヌカ 絵 母袋 夏生 訳
自殺者だけが集まる世界でかつての恋人を探すハイムは「意味のない奇跡」に満ちたサマーキャンプにたどり着く。世界40ヶ国以上で翻訳される人気作家の代表作のグラフィックノベル。
プリンストン大学で文学/政治を語る バルガス=リョサ特別講義
マリオ・バルガス=リョサ 著 立林 良一 訳
キューバ革命、ペルー大統領選、ドミニカの独裁政治、シャルリ・エブドのテロなど、ノーベル賞作家が自らの足跡も交えて政治・暴力と文学の密接な関係を語り尽くす、刺激に満ちた講義録。
定価3,300円(本体3,000円)
南仏プロヴァンスの25年 あのころと今
ピーター・メイル 著 池 央耿 訳
ありがとう、南仏プロヴァンス! シリーズ累計100万部以上、英国人作家が見出し、世界中が魅了された「豊かで美味しい」南仏プロヴァンス。あの頃と今、25年を振り返った著者の遺作。
定価1,870円(本体1,700円)
名づけられないもの
サミュエル・ベケット 著 宇野 邦一 訳
20世紀最大の作家による到達点「小説三部作」ついに完結。はたしてこれも小説であるのか。ベケット没後30年、フランス語からの個人新訳第3弾。投込栞寄稿=吉増剛造、中原昌也
定価3,080円(本体2,800円)
セロトニン
ミシェル・ウエルベック 著 関口 涼子 訳
巨大生化学メーカーを退職した若い男が、遺伝子組換え、家族崩壊、過去の女性たちへの呪詛や悔恨を織り交ぜて語る現代社会への深い絶望。世界で大きな反響を呼ぶベストセラー。
シンコ・エスキーナス街の罠
マリオ・バルガス=リョサ 著 田村 さと子 訳
ノーベル賞作家のサスペンスフルな最新作。テロが吹き荒れる戒厳令下のペルー、リマで、大富豪がゴシップ誌に乱交写真をネタに脅迫される。その背後には国家の恐るべき闇が隠されていた。
定価2,750円(本体2,500円)
アムラス
トーマス・ベルンハルト 著 初見 基/飯島 雄太郎 訳
「凍」につづく異才の戦慄すべき作品集。一家心中の生き残りの兄弟が風土病に翻弄されて追いつめられていく悲劇を描く「アムラス」、ふたりの会話で発狂した友人の顛末が語られる「歩く」。
銀河の果ての落とし穴
エトガル・ケレット 著 広岡 杏子 訳
ウサギを父親と信じる子供、レアキャラ獲得のため戦地に赴く若者、ヒトラーのクローン……奇想とどんでん返し、笑いと悲劇が紙一重の掌篇集。世界40カ国以上で翻訳される人気作家最新作。
△3週間~
クオリティランド
マルク=ウヴェ・クリング 著 森内 薫 訳
恋人や仕事・趣味までアルゴリズムで決定される究極の格付社会。アンドロイドが大統領選に立候補し、役立たずの主人公が欠陥ロボットを従えて権力に立ち向かう爆笑ベストセラー。
純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語 ガルシア=マルケス中短篇傑作選
ガブリエル・ガルシア=マルケス 著 野谷 文昭 訳
14歳の少女の途方もない受難を神話的レベルにまで昇華させた表題作のほか、「大佐に手紙は来ない」「この世で一番美しい水死者」など10篇を精選。世界文学の最高峰を瑞々しい新訳で。
戦時の手紙 ジャック・ヴァシェ大全
ジャック・ヴァシェ 著 原 智広 訳
ブルトンにシュルレアリスム誕生の霊感を与えて23歳で自殺した異才が残した著作をはじめて本格的に訳出、シュルレアリストたちの自殺アンケート、架空の自伝併載。伝説がついに復活。
定価3,740円(本体3,400円)
マロウン死す
20世紀最大の作家による到達点「小説三部作」の2作目。意味と無意味のあいだをさまよう。ベケット没後30年、フランス語からの個人新訳第2弾。投込栞寄稿=高橋悠治、金氏徹平
定価2,970円(本体2,700円)
最後の兄弟
ナタシャ・アパナー 著 藤沢 満子/石上 健二 訳
アフリカ・マダガスカル島東方モーリシャス出身の女性作家による10歳の少年を主人公にした美しく哀しい小説。フランスのフナック小説賞など数々の賞に輝き、16カ国に翻訳された名作。
定価2,530円(本体2,300円)
黒い豚の毛、白い豚の毛 自選短篇集
閻 連科 著 谷川 毅 訳
役人の身代わりになる男の滑稽譚、偉人の肖像画をめぐる老婆の悲哀など、叙情とユーモア溢れる物語。破格の想像力で信じがたい現実を描き、ノーベル賞有力候補と目される作家の自選短篇集。
ルネ・シャール詩集 評伝を添えて
ルネ・シャール 著 野村 喜和夫 訳
パウル・ツェランとともに戦後を代表する詩人ルネ・シャール。ハイデガー、ブランショ、フーコーにまで影響を与えた閃光のような詩を現代詩の第一人者が訳、伝記を付す。
運命の旅
アルフレート・デーブリーン 著 長谷川 純 訳
孤高の作家によるナチス占領下フランスからの脱出記。家族との離散、難民収容所、ハリウッドへの亡命……1933年から48年までの戦火の暮らしを克明に綴った迫真のドキュメント。
定価5,280円(本体4,800円)