河出書房新社
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外国文学
須賀敦子の本棚 池澤夏樹=監修
嘘と魔法 上
エルサ・モランテ 著 北代 美和子 訳
現代イタリア文学の金字塔とされる大作を初紹介。両親を亡くし養母も失って天涯孤独となった少女が、祖母、母、自分の三代にわたる女性たちの激動の生涯を物語る。ヴィアレッジョ賞受賞作。
定価3,300円(本体3,000円)
○在庫あり
嘘と魔法 下
須賀が「尊敬してやまない」小説家の希有の大長編は孤独な少女の虚実交えた語りでつづく。実らぬ愛、激しい独占欲、嫉妬、裏切りなど烈々たる感情の渦が最後には狂気へと一気に燃えあがる。
クネレルのサマーキャンプ
エトガル・ケレット 著 母袋 夏生 訳
自殺者が集まる世界でかつての恋人を探して旅する表題作のほか、ホロコースト体験と政治的緊張を抱えて生きる人々の感覚を、軽やかな想像力でユーモラスに描く中短篇31本を精選。
定価2,145円(本体1,950円)
ウンベルト・エーコの世界文明講義
ウンベルト・エーコ 著 和田 忠彦 監訳 石田 聖子/小久保 真理江/柴田 瑞枝/高田 和広/横田 さやか 訳
現代屈指の知性が、思想、哲学、文学から、メディア、サブカルチャーまで縦横無尽に語った文明の秘密。「見えないもの」「陰謀」「絶対と相対」「炎は美しい」など。図版136点。
定価5,060円(本体4,600円)
むずかしい女たち
ロクサーヌ・ゲイ 著 小澤 英実/上田 麻由子 訳
DV、レイプ、性虐待、性の痛みと性への怒り……女として生きる先には、いつも困難が待ち受けている。ベストセラー『バッド・フェミニスト』のロクサーヌ・ゲイが描く、21の女たちの物語。
定価2,640円(本体2,400円)
×品切・重版未定
パワー
ナオミ・オルダーマン 著 安原 和見 訳
ある日を境に世界中の女に強力な電流を放つ力が宿り、女が男を支配する社会が生まれた――。ベイリーズ賞受賞、各紙ベスト10、「現代の『侍女の物語』」と絶賛されるディストピア小説。
定価2,035円(本体1,850円)
夜のふたりの魂
ケント・ハルフ 著 橋本 あゆみ 訳
人生最後の恋が こんなに初々しいなんて――。夜を乗り越えるため出逢った 孤独な魂の物語。NetFlix公開「夜が明けるまで」原作小説。老年の恋をみずみずしく描いた大傑作!
定価1,870円(本体1,700円)
クリストファー・ロビンのうた
A・A・ミルン 著 E・H・シェパード 絵 小田島 雄志/小田島 若子 訳
小さなクリストファー・ロビンへ、これはお父さんのうたのおくりものだよ。世界中の人気者〈クマのプーさん〉の生みの親たちがつくった、うたと絵の本。永遠の古典、名訳で復刊!
クマのプーさんとぼく
クリストファー・ロビンのいるところ、どこにでもプーがいる。愛らしい名コンビがうたの国を駆けまわる! 小田島夫妻による名訳、思わずハミングしたくなる詩集。待望の復刊!
小さな徳
ナタリア・ギンズブルグ 著 白崎 容子 訳
『ある家族の会話』の著者であり伊文学を代表する作家のエッセイ集。獄死した夫との流刑地の日々、須賀作品の基とも読める靴の話、友がみな不在の夏に自死したパヴェーゼの思い出他11篇。
定価1,980円(本体1,800円)
背後の世界
トーマス・メレ 著 金 志成 訳
ある喪失についてみなさんに報告しよう。僕の蔵書の話だ。その蔵書は今では存在しない。僕はそれを失ったわけである。……現代ドイツにおける「最も重要な作家のひとり」メレ、本邦初訳!
定価3,190円(本体2,900円)
よろこびの書 変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ
ダライ・ラマ14世/デズモンド・ツツ 著 菅 靖彦 訳
ふたりのノーベル平和賞受賞者が以前から切望し、ついに実現した奇跡の対談。80代になった彼らが今なおエネルギッシュかつ茶目っ気たっぷりに伝える「生きるための“よろこび”」とは――
ジャック・オブ・スペード
ジョイス・キャロル・オーツ 著 栩木 玲子 訳
尊敬を集める人気ミステリー作家は、別名で身の毛もよだつ小説を発表していた。家族の葛藤や盗作疑惑に巻き込まれ、彼は泥沼にはまっていく。ノーベル賞候補とされる作家によるサスペンス。
定価2,530円(本体2,300円)
チャーチルは語る
マーティン・ギルバート 編 浅岡 政子 訳
不屈の意志でヒトラー・ドイツとの戦いに勝利したチャーチルの生涯の演説と著作をまとめた決定版語録。少年期から最後の演説まで、時代順に精選された200篇。力強い言葉と思想が凝縮。
定価4,378円(本体3,980円)
iPhuck10
ヴィクトル・ペレーヴィン 著 東海 晃久 訳
性交を禁じられた近未来、謎の女にレンタルされたアルゴリズムを主人公に壮大な奇想と哲学が渦巻く暗黒のビジョンをひらくベールイ賞受賞の現代ロシア文学最大の衝撃作。
定価4,730円(本体4,300円)
わたしたちが火の中で失くしたもの
マリアーナ・エンリケス 著 安藤 哲行 訳
秘密の廃屋をめぐる少年少女の物語「アデーラの家」のほか、人間の無意識を見事にえぐり出す悪夢のような12の短篇集。世界20カ国以上で翻訳されている「ホラーのプリンセス」本邦初訳。
定価2,915円(本体2,650円)
大司教に死来る
ウィラ・キャザー 著 須賀 敦子 訳
厳しくも美しいニューメキシコの自然の中で、先住民族の魂の豊かさに触れ真の生きがいを見出してゆく神父たちを描く。20世紀米文学を代表するピュリツァー賞作家の名作を瑞々しい翻訳で。
定価2,420円(本体2,200円)
カフカの前にユダヤ預言者現れず ――『或る地域医者』翻訳・注解
樋口 大介 著
「田舎医者」と訳されていたカフカの短編を独自の視点で訳し直し、詳細に分析することで、作品に刻まれた時代の刻印を明らかにし、重層的作品世界と新たなるカフカ像を提示した画期的論攷!
定価2,200円(本体2,000円)
リンカーンとさまよえる霊魂たち
ジョージ・ソーンダーズ 著 上岡 伸雄 訳
南北戦争の最中、急死した愛息の墓を訪ねたリンカーンに接し、霊魂たちが壮大な企てをはじめる。個性豊かな霊魂たちが活躍する全米ベストセラー感動作。2017年ブッカー賞受賞。
定価3,740円(本体3,400円)
“世界の果て”の物語 地上の楽園をめざした34の冒険譚
ドミニク・ラニ 著 鳥取 絹子 訳 キャリン・ドゥリング=フロジェ 絵
「世界」はどのように発見されてきたのか? 神話や伝説、妄想、わずかな情報を元に、希望と欲を原動力に地の果てへと邁進した古代の探検家、歴史家、旅行家たちの摩訶不思議な冒険譚。
定価3,278円(本体2,980円)