河出書房新社
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日本文学
小説尾形亀之助 窮死詩人伝
正津 勉 著
宮城の富裕な造酒屋に生まれ、放蕩無頼な前衛詩人としてさまざまな文芸・芸術潮流を経て、自己を徹底的に突き放した窮極の詩を書き、第二次大戦直前に窮死した詩人の生涯を初めて小説に。
定価2,420円(本体2,200円)
×品切・重版未定
心中抄
藤沢 周 著
その女の肌は雪の匂いがした……昭和の新潟。幼い私を可愛がってくれた芸者・雪乃の面影。女と2人、闇の中の黒い橋を渡る時、少年の日の記憶が甦る。清冽な官能に迫る著者の原点。
定価1,540円(本体1,400円)
×品切
天眼 光秀風水綺譚
戸矢 学 著
明智光秀は、渡来人阿智使主を始祖とする東漢氏の末裔で、風水術で築城・都市計画をよくする陰陽師でもあった。天皇を中心とする国造りを求めて転変する、光秀変成の長篇書き下ろし小説!
定価1,760円(本体1,600円)
山手線内回り
柳 美里 著
山手線で女は、死に場所を探していた――自分の生に意味を見出せず、死の改札をくぐる人々。柳美里が自らの「原点」である「自殺」というテーマに立ち戻り描いた傑作!
定価1,980円(本体1,800円)
水漬く魂 第五部 黒に燃える
小嵐 九八郎 著
主人公のもとに長く過激派の非合法活動家として潜行していた親友からの手紙が届く。そこにあるのは70年代の激烈な党派闘争の暗黒と累々たる屍だった。戦慄と慟哭の完結篇。
定価2,640円(本体2,400円)
宮原昭夫小説選
宮原 昭夫 著
作家の全貌を求め、60年代から現在に至る中短篇を編んだ。『石のニンフ達』(文學界新人賞受賞作)、『誰かが触った』(芥川賞受賞作)を含む33篇を収録した、宮原文学の集大成。
定価6,050円(本体5,500円)
菜の花の如く 信州須坂藩豪商田中本家物語
酒井 篤彦 著
御用達商人として、困窮する小藩の財政を支えながら、商家の家訓を守り、たくましく生き抜き、繁栄を遂げた北信濃の豪商。その姿を通して、商人の理想像や改革者のあり方などを描き出す。
定価1,650円(本体1,500円)
歌舞伎町 炎の夜
小沢 章友 著
これは2003年8月31日の夜から翌未明にかけ、新宿歌舞伎町で起きた7つの物語である――。凄惨なビル火災が起こったその夜、性の享楽におぼれる男女が見た夢幻の世界とは? 渾身の長篇500枚!
水漬く魂 第四部 青に燃える
少年時代からの親友、堀口大示と河井は政治の季節に青春をすごす。ノンセクトの堀口が早苗に思いをよせるが、早苗は党派に身を投じた河井に惹かれる。思いがよじれながら安田砦の陥落が迫る。
ハル、ハル、ハル
古川 日出男 著
この物語は全ての物語の続篇だ。暴走する世界、疾走する少年と少女。3人のハルよ、世界を乗っ取れ! 乱暴で純粋な人間たちの圧倒的ないまを描いた、古川日出男の最高傑作。
KAWADE道の手帖
中井英夫 虚実の間に生きた作家
1964年2月29日『虚無への供物』刊行――あれから40年以上、いまなお絶大な支持を得ている中井英夫。「反世界」に生きた作家のすべてに迫る! 単行本未収録短篇多数収録。
水漬く魂 第三部 白に燃える
生来の嘘つきとして堀口参蔵は、戦後を漂うように生きていた。運命の絡み合いを通して、もうひとつの戦後が浮かび上がる。
大好きやったんやで 上
れい 著
〈天国のお前にな、手紙のつもりで書いたんやで〉 衝撃的な出会い、幸せな日々、永遠の別れ。ケータイ小説超人気サイト「魔法のiらんど」で圧倒的な感動を呼び起こした話題作、ついに書籍化!
定価1,100円(本体1,000円)
大好きやったんやで 下
〈神様、どうかあいつを俺から奪わんといて下さい〉 二人の幸せな日々に忍び寄る悪魔の影。衝撃的な運命を受け入れ、世界でたった一人の恋人に捧げた真の純愛物語。実話をもとにした感動作!
水漬く魂 第二部 赤に燃える
主人公・大示が新聞記者だった父・剛蔵の日記を開くと、そこに描かれているのは戦争突入前夜の上海の日々だった。美女や革命家、政治家たちが跋扈する混沌とした世界を描く。
定価2,090円(本体1,900円)
水漬く魂 第一部 藍に燃える
昭和の戦前期から現代までをまたにかけた長岡出身の一族の壮大な血と愛と政治の激動を描く渾身の大作。反骨の新聞記者が自身の生をえぐりつつ、一族の闇に迫る。
コップとコッペパンとペン
福永 信 著
一行先も予測できない! 母から娘へ――娘から息子へ……赤い糸がつなぐ現代家族の非人情物語を描いた表題作を含む、短篇3本に書き下ろしを加えた著者6年ぶりの大暴走小説集。
戦国の凰 お市の方
鈴木 輝一郎 著
戦国動乱の運命に翻弄されつつも強くしなやかに生きたお市の方。兄・信長の命令で浅井長政に嫁ぎ、長政没後は柴田勝家の妻に。妻として女として波瀾万丈の生涯を描く、壮大な歴史ロマン!
みずうみ
いしい しんじ 著
ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年、待望にして著者最高の長篇小説!
モンゴルの剣 元朝最後の密命
天堂 晋助 著
姫を脱出させよ! 大ハーンの命令を受けた若きモンゴル剣士の恋と冒険活劇の旅。江南の地から北京へ、紅巾の乱の元朝末期中国を敵中突破。愛と友情のために戦う成長小説中国歴史ロマン。