河出書房新社
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文庫・新書
須賀敦子全集別巻 [対談・鼎談篇]
須賀 敦子 著
没後二十年を機に須賀敦子全集別巻を待望の文庫化。辻邦生、向井敏、陣内秀信、森まゆみ、池澤夏樹、菅野昭正、三浦雅士、川本三郎、丸谷才一などとの会話から須賀敦子の肉声が響く。
定価1,430円(本体1,300円)
○在庫あり
奇跡の六番勝負 サラリーマンがプロ棋士になった日
古田 靖 著
二十六歳でプロ棋士への道を絶たれた瀬川晶司。サラリーマンになった彼は周囲に後押しされ、三十五歳でプロ編入試験の六番勝負に挑む。映画「泣き虫しょったんの奇跡」脚本協力! 感動ノンフィクション。
定価858円(本体780円)
×品切・重版未定
罪深き緑の夏
服部 まゆみ 著
「蔦屋敷」に住む兄妹には、誰も知らない秘密がある――十二年前に出会った忘れえぬ少女との再会は、美しい悪夢の始まりだった。夏の鮮烈な日差しのもと巻き起こる惨劇を描く、ゴシックミステリーの絶品。
定価968円(本体880円)
運命を引き受ける
佐々木 常夫 著
障がいの子と病気の妻を抱えながら仕事でも成果を出した私を支えたのは、いかなる逆境でも愚直なまでの誠実さで挑む、心ひとつであった。その心さえ持てばどんな人間の運命も変えられる。
定価726円(本体660円)
きょうのできごと、十年後
柴崎 友香 著
十年前、引っ越しパーティーに居合わせた男女。いま三〇代になった彼らが、今夜再会する……行定勲監督がいち早く、紙上映画化した書き下ろし小説「鴨川晴れ待ち」収録。芥川賞作家の感動作!
定価748円(本体680円)
33年後のなんとなく、クリスタル
田中 康夫 著 大澤 真幸/なかにし 礼 解説
一九八〇年に大学生だった彼女たちは、いま五〇代になった。あの名作『なんクリ』の主人公のモデル女性に再会したヤスオは、恋に落ちる……四百三十八の“註”+書き下ろし「ひとつの新たな長い註」。
定価814円(本体740円)
グレースの履歴
源 孝志 著
美奈子が夫の希久夫に遺した国産名車。カーナビの履歴を巡る旅で美奈子の想いが見えてくる。藤沢、松本、尾道、モナコ……往年の名女優、伝説のエンジニアの人生と交錯する愛と絆の物語。
定価1,012円(本体920円)
消滅世界
村田 沙耶香 著
人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。
定価693円(本体630円)
でもいいの
佐野 洋子 著
どんなときも口紅を欠かさなかった母、デパートの宣伝部時代に出会った篠山紀信など、著者ならではの鋭い観察眼で人々との思い出を綴った、初期傑作エッセイ集。『ラブ・イズ・ザ・ベスト』を改題。
薄情
絲山 秋子 著
他人への深入りを避けて日々を過ごしてきた宇田川に、後輩の女性蜂須賀や木工職人の鹿谷さんとの交流の先に訪れた、ある出来事……。土地が持つ優しさと厳しさに寄り添う傑作長篇。谷崎賞受賞作。
定価792円(本体720円)
きょうのできごと 増補新版
柴崎 友香 著 保坂 和志 解説
京都で開かれた引っ越し飲み会。そこに集まり、出会いすれ違う、男女のせつない一夜。芥川賞作家の名作・増補新版。行定勲監督で映画化された本篇に、番外篇を加えた魅惑の一冊!
定価682円(本体620円)
ギケイキ 千年の流転
町田 康 著
はは、生まれた瞬間からの逃亡、流浪――千年の時を超え、現代に生きる源義経が、自らの物語を語り出す。古典『義経記』が超絶文体で甦る、激烈に滑稽で悲痛な超娯楽大作小説、ここに開幕。
キスできる餃子
秦 建日子/松本 明美 著
人生をイケメンに振り回されてきた陽子は、夫の浮気が原因で宇都宮で餃子店を営む実家に出戻る。店と子育てに奮闘中、新たなイケメンが現れて……監督&脚本・秦建日子の同名映画、小説版!
太宰よ! 45人の追悼文集 さよならの言葉にかえて
河出書房新社編集部 編
井伏鱒二の弔辞をはじめ、坂口安吾、檀一雄、石川淳、田中英光ら同時代の作家や評論家、編集者、友人、家族など四十五人の追悼文を厳選収録。太宰の死を悼み、人となりに想いを馳せる一冊。
定価913円(本体830円)
暗がりの弁当
山本 周五郎 著
食べ物、飲み物(アルコール)の話、またそこから導き出される話、世相に関する低い目線の真摯なエッセイなど。曲軒山周の面目躍如、はらわたに語りかけるような、素晴らしい文章。
太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません
太宰 治 著 小山清 編
太宰治が、戦前に師、友人、縁者などに送った百通の手紙。井伏鱒二、亀井勝一郎、木山捷平らへの書簡を収録。赤裸々な、本音と優しさとダメさかげんが如実に伝わる、心温まる一級資料。
定価836円(本体760円)
寝ても覚めても 増補新版
柴崎 友香 著 豊﨑 由美 解説
消えた恋人に生き写しの男に出会い恋に落ちた朝子だが……運命の恋を描く野間文芸新人賞受賞作。芥川賞作家の代表長篇が濱口竜介監督・東出昌大主演で映画化。書き下ろし番外篇を増補。
辺境を歩いた人々
宮本 常一 著
江戸後期から戦前まで、辺境を民俗調査した、民俗学の先駆者とも言える四人の先達の仕事と生涯。千島、蝦夷地から沖縄、先島諸島まで。近藤富蔵、菅江真澄、松浦武四郎、笹森儀助。
夏目漱石、読んじゃえば?
奥泉 光 著
『吾輩は猫である』は全部読まなくていい! 『坊っちゃん』は中二病主人公!? 『それから』に仕掛けられた謎を解こう! 漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作を面白く読む方法、伝授します。
現古辞典 いまのことばから古語を知る
古橋 信孝/鈴木 泰/石井 久雄 著
あの言葉を古語で言ったらどうなるか? 現代語と古語のつながりを知るための「読む辞典」。日常のことばに、古語を取り入れれば、新たな表現が手に入る。もっと豊かな日本語の世界へ。
定価1,540円(本体1,400円)