河出書房新社
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外国文学
南仏のトリュフをめぐる大冒険
ピーター・メイル 著 池 央耿 訳
世界中のグルメが舌なめずりする珍味トリュフの人工栽培の秘法をめぐる、追いつ追われつの争奪戦。プロヴァンス、リビエラ、モナコを舞台にした、贅沢なヴィンテージ・ロマン。
定価1,760円(本体1,600円)
×品切・重版未定
スリープウォーキング
J・マイアソン 著 渡辺 佐智江 訳
あなたなら、どうしますか? 愛が去ったその時に、妊娠したら――。愛人とのセックス、妊娠の不安、夫婦のとまどい、そして彼女は自殺した父親の亡霊を見る……。英大型新人のサスペンス。
定価1,870円(本体1,700円)
コルネイユ喜劇全集
P・コルネイユ 著 持田 坦 訳
フランス演劇の父と謳われながら、コルネイユの作品が邦訳される機会は少なかった。本書は、劇作家としての出発点となった喜劇に焦点をあて、喜劇作品全8編(うち本邦初訳6編)を収録する。
定価10,467円(本体9,515円)
こいぬとこねこは愉快な仲間 なかよしのふたりが、どんなおもしろいことをしたか
ヨゼフ・チャペック 著 いぬい とみこ/井出 弘子 訳
こいぬとこねこが仲良しで、一緒に暮らしていた頃のとびっきり愉快な物語。ふたりで何かをすると、いつもとんちんかんなことになり――。カレルの実兄ヨゼフの楽しいカラーさし絵つき名作。
定価1,388円(本体1,262円)
ヴェネツィア人の不思議な妻 ルネッサンスの探検家とコンピュータの化身をめぐる官能の物語
ニック・バントック 著 小梨 直 訳
ある日、美術修復家のサラのもとに不思議なEメールが届く。コンティと名のる男の誘いにのり、美術品収集の仕事を始めるが――。魅力的な絵と文章が組みあわさった不思議な小説。
定価3,738円(本体3,398円)
イタリアの夢の館
R・C・D・テラン 著 北代 美和子 訳
“バイロン、キーツ、シェリーを糧にして”育ち、イタリアを熱愛する英国人女性が世界を放浪したあげく、イタリアはウンブリアの田園に「夢の家」を見つけだすまでを綴った異色のエッセイ。
定価2,456円(本体2,233円)
チャペックの犬と猫のお話
カレル・チャペック 著 石川 達夫 訳
犬好きにも、猫好きにも、チェコの国民的作家チャペックが贈るユーモアと愛情あふれるエッセイ。ダーシェンカとお母さん犬のイリス、気まぐれ猫プドレンカなどお茶目な犬と猫が大活躍!
定価1,708円(本体1,553円)
フライデーあるいは野生の生活
ミシェル・トゥルニエ 著 榊原 晃三 訳
デフォーの『ロビンソン・クルーソー』をもとにした哲学的寓話。人間はどのように世界を知り、そこで生き抜く知恵を身につけることができるのか――。哲学的で不思議な物語の世界。
定価2,990円(本体2,718円)
ゴースト
ウィリアム・S・バロウズ 著 山形 浩生 訳
マダガスカル島の神聖な存在「大きなゴースト」とインドリというドラッグをめぐる自由主義者である海賊ミッション船長の物語――絶滅してゆく霊的な存在へ哀切をこめて描く。
定価2,136円(本体1,942円)
ユリシーズ 12 The Cyclops
ジェイムズ・ジョイス 著 柳瀬 尚紀 訳
プルースト『失われた時を求めて』、カフカ『城』とともに20世紀の文学の方向を決定した大著『ユリシーズ』のうちでも、最も思弁的で最も小説的な文体・構成をもつ最難解の1章の新訳。
定価1,495円(本体1,359円)
これで、おしまい
マルグリット・デュラス 著 田中 倫郎 訳
1994年11月20日から、死の3日前にあたる1996年2月29日まで、書き記された日記であり、散文詩でもある断章群は、“書くこと”に憑かれた作家の最期の姿を凄絶に伝える。
定価1,602円(本体1,456円)
月光物語
モンセ・ワトキンス 著 中田 隆 訳
川越市の蓮光寺に、戦国時代に無念の死をとげた武者の霊が成仏できないまま四世紀半さ迷っている――。在日スペイン女性が日本人の死生観をテーマに描いた傑作短編集。
チェシャ猫はどこへ行ったか ルイス・キャロルの写真術
桑原 茂夫 著
『不思議の国のアリス』は写真術から生まれた! 写真家・キャロルの真実と、キャロル文学にかくされたヴィジュアル革命の重要さを探る、瞠目の一冊。少女を始めとする肖像写真を多数掲載。
秘密諜報員サマセット・モーム
田中 一郎 著
日本と周辺諸国への度重なる旅、ナチス抬頭期の広囲な世界旅行――青年秘書を連れたこれらの旅は本当に単なる作家活動だったのか。長年の研究と緻密な追跡で浮彫る作家モームの意外な素顔。
定価2,670円(本体2,427円)
ユリシーズのダブリン DUBLIN~The City of James Joyce
柳瀬 尚紀 編訳 松永 学 写真
「ユリシーズ」全18章の柳瀬尚紀新訳の抜粋とダブリンの写真で構成するジェイムズ・ジョイスの文学世界。ジョイスのすべての創造性の元となったダブリンのヴィジュアル本。
定価2,350円(本体2,136円)
「ニーベルンゲンの歌」の英雄たち
W・ハンゼン 著 金井 英一/小林 俊明 訳
綿密な調査・考古学の成果を駆使して、登場人物のモデルを捜し、叙事詩に刻み込まれたゲルマン民族の血に塗られた歴史・伝説の中に隠された秘密を描く、中世最大の英雄叙事詩の世界。
顔の本
ライラン・ヤング 著 佐藤 素子 訳
顔をよく見ることで、人の性格がわかる! 愛情、野心、知性、創造性、健康等々を、顔から簡単に読みとる画期的な秘訣を伝授。ダイアナ妃など、有名人を具体的に分析した応用篇付。
定価2,090円(本体1,900円)
残雪――夜の語り手
難解といわれる残雪の文学を日本に翻訳紹介した著者が、悪夢にも似た不思議な世界を次々に描き出す残雪の文学の秘密を、その半生と中国文学状況をふまえつつ刻明に解読する評論集。
気晴らしのない王様
ジャン・ジオノ 著 酒井 由紀代 訳
村人が次々に消えていく――。突然起こった恐ろしい誘拐事件と不思議な人物たちが謎を深める。美しい南仏の自然と詩的な語り口と斬新な物語で読者を魅了する大作家ジオノの代表作。
定価2,030円(本体1,845円)
ブコウスキーの酔いどれ紀行
チャールズ・ブコウスキー 著 中川 五郎 訳
ブコウスキーの異色の紀行エッセイ。フランス経由で故国ドイツを訪れた旅の模様をスナップ写真とともにつづる。ブコウスキーの生の声を満載した貴重なドキュメント。