河出書房新社
河出の本を探す
566件中 381~400件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
文庫・新書
残酷な女たち
L・ザッヘル=マゾッホ 著 池田 信雄/飯吉 光夫 訳
八人の紳士をそれぞれ熊皮に入れ檻の中で調教する侯爵夫人の話など、滑稽かつ不気味な短篇集の表題作の他、女帝マリア・テレジアを主人公とした「風紀委員会」、御伽噺のような奇譚「醜の美学」を収録。
定価858円(本体780円)
×品切・重版未定
フィネガンズ・ウェイク 3・4
ジェイムズ・ジョイス 著 柳瀬 尚紀 訳
すべての女性と川を内包するアナ・リヴィア=リフィー川が海に流れこむ限りなく美しい独白で世紀の夢文学は結ばれる。そして、末尾の「えんえん」は冒頭の「川走」に円環状につらなる。
定価1,430円(本体1,300円)
×品切
フィネガンズ・ウェイク 2
主人公イアーウィッカーと妻アナ、双子の兄弟シェムとショーンそして妹イシーは、変容を重ねてすべての時代のすべての存在、はては都市や自然にとけこんで行く。本書の中核をなすパート。
定価1,320円(本体1,200円)
シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック
マイケル・ディブディン 著 日暮 雅通 訳
ホームズ物語の最大級の疑問「ホームズはなぜ切り裂きジャックに全く触れなかったか」を見事に解釈した一級のパロディ本。英推理作家協会賞受賞の現役人気作家の第一作にして、賛否論争を生んだ伝説の書。
定価968円(本体880円)
フィネガンズ・ウェイク 1
二十世紀最大の文学的事件と称される奇書の第一部。ダブリン西郊チャペリゾッドにある居酒屋を舞台に、現実・歴史・神話などの多層構造が無限に浸透・融合・変容を繰返す夢の書の冒頭部。
宿命の交わる城
イタロ・カルヴィーノ 著 河島 英昭 訳
文学の魔術師カルヴィーノが語るタロットの札に秘められた宿命とは……世界最古のタロットカードの中に様々な人間の宿命を追求しつつ古今東西の物語文学の原点を解読する! 待望の文庫化。
定価990円(本体900円)
死者と踊るリプリー
パトリシア・ハイスミス 著 佐宗 鈴夫 訳
《トム・リプリー・シリーズ》完結篇。後ろ暗い過去をもつトム・リプリー。彼が殺した男の亡霊のような怪しいアメリカ人夫婦の存在が彼を不気味に悩ませていく。『贋作』の続篇。
定価1,078円(本体980円)
ジャンキー
ウィリアム・S・バロウズ 著 鮎川 信夫 訳
『裸のランチ』によって驚異的な反響を巻き起こしたバロウズの最初の小説。ジャンキーとは回復不能になった麻薬常用者のことで、著者の自伝的色彩が濃い。肉体と精神の間で生の極限を描いた非合法の世界。
ブコウスキーの酔いどれ紀行
チャールズ・ブコウスキー 著 マイケル・モントフォート 写真 中川 五郎 訳
故国ドイツへの旅の模様を、八十数点の貴重な写真と共につづる紀行エッセイ。ブコウスキーの生の声を満載し、彼の人生観、その素顔が存分に味わえる、痛快なドキュメント。
定価935円(本体850円)
柔かい月
イタロ・カルヴィーノ 著 脇 功 訳
変幻自在な語り部Qfwfg氏が、あるときは地球の起源の目撃者、あるときは生物の進化過程の生殖細胞となって、宇宙史と生命史の奇想天外な物語を繰り広げる。幻想と科学的認識が高密度で結晶した傑作。
裸のランチ
クローネンバーグが映画化したW・バロウズの代表作にして、ケルアックやギンズバーグなどビートニク文学の中でも最高峰作品。麻薬中毒の幻覚や混乱した超現実的イメージが全く前衛的な世界へ誘う。
大胯びらき
ジャン・コクトー 著 澁澤 龍彦 訳
見えない都市
イタロ・カルヴィーノ 著 米川 良夫 訳
現代イタリア文学を代表し世界的に注目され続けている著者の名作。マルコ・ポーロがフビライ汗の寵臣となって、様々な空想都市(巨大都市、無形都市など)の奇妙で不思議な報告を描く幻想小説の極致。
△3週間~
西瓜糖の日々
R・ブローティガン 著 藤本 和子 訳
○在庫あり
眼球譚[初稿]
ジョルジュ・バタイユ/生田 耕作/オーシュ卿 著
定価770円(本体700円)
△重版中
不死鳥の剣 剣と魔法の物語傑作選
中村 融 編 R・E・ハワード 著
『指輪物語』に代表される、英雄が活躍し、魔法が使える別世界を舞台とした、ヒロイック・ファンタジーの傑作選。ダンセイニ、ムアコック、ムーアの名作、本邦初訳など、血湧き肉躍る魅力の八篇。
葬儀
ジャン・ジュネ 著 生田 耕作 訳
ジュネの文学作品のなかでも最大の問題作が、無削除限定私家版をもとに生田耕作の名訳で今甦る。同性愛行為の激烈な描写とナチス讃美ともとらえかねない極度の政治的寓話が渾然一体となった夢幻劇小説。
定価1,210円(本体1,100円)
ブレストの乱暴者
ジャン・ジュネ 著 澁澤 龍彦 訳
さかしま
J・K・ユイスマンス 著 澁澤 龍彦 訳
三島由紀夫をして“デカダンスの「聖書」”と言わしめた幻の名作。ひとつの部屋に閉じこもり、自らの趣味の小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサントの数奇な生涯。澁澤龍彦が最も気に入っていた翻訳。
なしくずしの死 上
セリーヌ,L-F 著 高坂 和彦 訳
反抗と罵りと怒りを爆発させ、人生のあらゆる問いに対して〈ノン!〉を浴びせる、狂憤に満ちた「悪魔の書」。その恐るべきアナーキーな破壊的文体で、二十世紀の最も重要な衝撃作のひとつとなった。
定価1,540円(本体1,400円)