河出書房新社
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外国文学
滅ぼす 下
ミシェル・ウエルベック 著 野崎 歓/齋藤 可津子/木内 尭 訳
経済大臣の秘書官ポールは、諜報機関で重きをなした父や家族と関係を修復する。冷え切った妻との間に見える光。絶望的な世界で生きる個人の自由の果てを描く作家による現代の愛の物語。
定価2,585円(本体2,350円)
○在庫あり
見ること
ジョゼ・サラマーゴ 著 雨沢 泰 訳
突然目が見えなくなる感染症が流行した4年後、同じ国の首都の総選挙で大量の白票が投じられる。政府は非常事態宣言を発し、首都を封鎖する。ノーベル賞作家による現代社会への警鐘の書。
定価3,520円(本体3,200円)
襲撃
ハリー・ムリシュ 著 長山 さき 訳
第二次大戦解放前夜のオランダで、親ナチス警視殺害の報復として家族を失った少年が、戦後事件の関係者と遭遇する中でその夜の真実を知る。アカデミー外国語賞受賞の傑作長篇。
定価2,970円(本体2,700円)
世界探検全集
アジア放浪記
フェルナン・メンデス・ピント 著 江上 波夫 訳 丸山 ゴンザレス 解説
1537年から20年間、マラッカ・中国・日本・インドなどアジア各地を放浪、その間“5回難破し、13回奴隷となり、16回売られた”男の奇想天外な体験と見聞を綴った幻の書。
定価2,420円(本体2,200円)
あなたのものじゃないものは、あなたのものじゃない
ヘレン・オイェイェミ 著 上田 麻由子 訳
スターの炎上、姉妹団と兄弟団のバトル、鍵付きの日記にしたためた“沈黙させられてしまった声”――自由で大胆な知性で描く全9篇のストーリーコレクション。
定価3,190円(本体2,900円)
嘘つきのための辞書
エリー・ウィリアムズ 著 三辺 律子 訳
長大な百科辞書の編纂に取り組むマロリーは、何者かが差し挟んだ「虚構の項目」に苦しんでいた。一方19世紀、辞書編纂者のウィンスワースは日夜自分で作った言葉を辞書に紛れさせ……。
定価2,750円(本体2,500円)
吹雪
ウラジーミル・ソローキン 著 松下 隆志 訳
近未来のロシアを舞台に、ゾンビ化する感染症のワクチンを村に届けようと格闘する医師と御者。ミニ馬、謎の薬、巨人と小人……。世界20か国以上で翻訳され、スーパーNOS賞受賞の傑作。
古本屋は奇談蒐集家
ユン・ソングン 著 清水 博之 訳
ソウルに実在する古本屋店主は、お客が欲しい絶版本を探しながらその人生の物語を蒐集。お客が語るのは、奇妙で、シュールで、感動的な実話。本を探すまでの過程もミステリー小説のよう。
定価2,640円(本体2,400円)
オレンジ色の世界
カレン・ラッセル 著 松田 青子 訳
悪魔に授乳する新米ママ、〈湿地遺体〉の少女に恋した少年、奇妙な木に寄生された娘、水没都市に棲むゴンドラ乗りの姉妹……。不条理なこの現実を生き残るための、変身と反撃の作品集。
定価3,080円(本体2,800円)
どれほど似ているか
キム・ボヨン 著 斎藤 真理子 訳
AIと人間、娘と母、新世代超人と旧世代超人――。全米図書賞にノミネートされ、キム・チョヨプら新世代韓国SFに圧倒的影響を与えるトップランナーによる、決定版作品集。
定価2,530円(本体2,300円)
三大陸周遊記
イブン・バットゥータ 著 前嶋 信次 翻訳 高野 秀行 解説
未知の世界に憧れるまま、足掛け29年にわたりモロッコから西アジア・インドを経て中国まで行脚。14世紀における三大陸の諸情勢を活写した紀行文学の最高峰。ナビゲーション:高野秀行。
エベレスト登頂
ジョン・ハント 著 田辺 主計/望月 達夫 訳 服部 文祥 解説
世界の最高峰エベレストの登頂こそ登山家の夢であった――。初登頂の偉業を達成したイギリス隊の隊長のハントが、息づまる筆緻で刻々と迫る世紀の瞬間を伝える感動の名著!
ミルク・ブラッド・ヒート
ダンティール・W・モニーズ 著 押野 素子 訳
予期せぬ悲劇によって親友を失った黒人少女に去来したものとは? フロリダを舞台に描かれた心の闇と悲痛な赦しの瞬間。ロクサーヌ・ゲイらが激賞する黒人文学の新世代による衝撃の短篇集。
定価2,695円(本体2,450円)
どんどん変に… エドワード・ゴーリー インタビュー集成
エドワード・ゴーリー 著 カレン・ウィルキン 編 小山 太一/宮本 朋子 訳
毛皮のコートとテニスシューズ姿でバレエ鑑賞。映画は1日3本、『源氏物語』とネコたちを愛し、生涯独身を貫く。ノンセンスな遊び心に満ちたゴーリーの秘密満載のインタビュー集。
五月 その他の短篇
アリ・スミス 著 岸本 佐知子 訳
近所の木に恋する<私>、バグパイプの楽隊に付きまとわれる老女、おとぎ話ふうの語りの反復から立ち上がる予想外の奇譚……現代英語圏を代表する作家のユーモアと不思議に満ちた傑作短篇集。
定価2,200円(本体2,000円)
月かげ
ジェイムズ・スティーヴンズ 著 阿部 大樹 訳
月がなかったなら、孤独ばかりが目に映っただろう――。あいまいな出会い、心乱す欲望、溶けてゆく人生。ジョイス、イェイツに並ぶ巨匠の傑作が、気鋭の訳者による見事な翻訳で蘇る。
恐竜探検記
ロイ・チャップマン・アンドリュース 著 斎藤 常正 監訳 加藤 順 訳 木村 由莉 解説
酷寒と酷暑が同居するゴビ砂漠の奥地、「燃える崖」で世界初の恐竜卵の化石発見に成功──生物進化の歴史解明に大きく貢献した探検隊の、労苦と感動を伝える名著。ナビゲーション:木村由莉。
歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術
トマス・エスペダル 著 枇谷 玲子 訳
「自分の人生を、主導権をもって歩き続けるとはどんなことか?」北欧における“世界文学の道先案内人”が、作家達の言葉に触れながら思索を深める哲学紀行。現代ノルウェーの金字塔的作品。
定価2,915円(本体2,650円)
ゴビ砂漠探検記
スウェン・ヘディン 著 梅棹 忠夫 訳 椎名 誠 解説
荒涼たるゴビ砂漠、東西の文明をつないだシルク・ロードを縦横に踏査し、中央アジアの探検史に不朽の足跡を残したヘディンの名著を、誉れ高い梅棹訳でおくる。
ニジェール探検行
マンゴ・パーク 著 森本 哲郎/廣瀬 裕子 訳 中村 安希 解説
ニジェール川の水源と河口を探るべくアフリカへ旅立ったマンゴ・パーク。酷暑と猛獣の恐怖に耐え西アフリカ奥地を踏査。探検の終焉間近に、現地民の襲撃により落命した悲劇の探検家の手記。