河出書房新社
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外国文学
嘘つきのための辞書
エリー・ウィリアムズ 著 三辺 律子 訳
長大な百科辞書の編纂に取り組むマロリーは、何者かが差し挟んだ「虚構の項目」に苦しんでいた。一方19世紀、辞書編纂者のウィンスワースは日夜自分で作った言葉を辞書に紛れさせ……。
定価2,750円(本体2,500円)
○在庫あり
吹雪
ウラジーミル・ソローキン 著 松下 隆志 訳
近未来のロシアを舞台に、ゾンビ化する感染症のワクチンを村に届けようと格闘する医師と御者。ミニ馬、謎の薬、巨人と小人……。世界20か国以上で翻訳され、スーパーNOS賞受賞の傑作。
定価3,190円(本体2,900円)
古本屋は奇談蒐集家
ユン・ソングン 著 清水 博之 訳
ソウルに実在する古本屋店主は、お客が欲しい絶版本を探しながらその人生の物語を蒐集。お客が語るのは、奇妙で、シュールで、感動的な実話。本を探すまでの過程もミステリー小説のよう。
定価2,640円(本体2,400円)
オレンジ色の世界
カレン・ラッセル 著 松田 青子 訳
悪魔に授乳する新米ママ、〈湿地遺体〉の少女に恋した少年、奇妙な木に寄生された娘、水没都市に棲むゴンドラ乗りの姉妹……。不条理なこの現実を生き残るための、変身と反撃の作品集。
定価3,080円(本体2,800円)
どれほど似ているか
キム・ボヨン 著 斎藤 真理子 訳
AIと人間、娘と母、新世代超人と旧世代超人――。全米図書賞にノミネートされ、キム・チョヨプら新世代韓国SFに圧倒的影響を与えるトップランナーによる、決定版作品集。
定価2,530円(本体2,300円)
世界探検全集
三大陸周遊記
イブン・バットゥータ 著 前嶋 信次 翻訳 高野 秀行 解説
未知の世界に憧れるまま、足掛け29年にわたりモロッコから西アジア・インドを経て中国まで行脚。14世紀における三大陸の諸情勢を活写した紀行文学の最高峰。ナビゲーション:高野秀行。
エベレスト登頂
ジョン・ハント 著 田辺 主計/望月 達夫 訳 服部 文祥 解説
世界の最高峰エベレストの登頂こそ登山家の夢であった――。初登頂の偉業を達成したイギリス隊の隊長のハントが、息づまる筆緻で刻々と迫る世紀の瞬間を伝える感動の名著!
ミルク・ブラッド・ヒート
ダンティール・W・モニーズ 著 押野 素子 訳
予期せぬ悲劇によって親友を失った黒人少女に去来したものとは? フロリダを舞台に描かれた心の闇と悲痛な赦しの瞬間。ロクサーヌ・ゲイらが激賞する黒人文学の新世代による衝撃の短篇集。
定価2,695円(本体2,450円)
どんどん変に… エドワード・ゴーリー インタビュー集成
エドワード・ゴーリー 著 カレン・ウィルキン 編 小山 太一/宮本 朋子 訳
毛皮のコートとテニスシューズ姿でバレエ鑑賞。映画は1日3本、『源氏物語』とネコたちを愛し、生涯独身を貫く。ノンセンスな遊び心に満ちたゴーリーの秘密満載のインタビュー集。
五月 その他の短篇
アリ・スミス 著 岸本 佐知子 訳
近所の木に恋する<私>、バグパイプの楽隊に付きまとわれる老女、おとぎ話ふうの語りの反復から立ち上がる予想外の奇譚……現代英語圏を代表する作家のユーモアと不思議に満ちた傑作短篇集。
定価2,200円(本体2,000円)
月かげ
ジェイムズ・スティーヴンズ 著 阿部 大樹 訳
月がなかったなら、孤独ばかりが目に映っただろう――。あいまいな出会い、心乱す欲望、溶けてゆく人生。ジョイス、イェイツに並ぶ巨匠の傑作が、気鋭の訳者による見事な翻訳で蘇る。
定価2,420円(本体2,200円)
恐竜探検記
ロイ・チャップマン・アンドリュース 著 斎藤 常正 監訳 加藤 順 訳 木村 由莉 解説
酷寒と酷暑が同居するゴビ砂漠の奥地、「燃える崖」で世界初の恐竜卵の化石発見に成功──生物進化の歴史解明に大きく貢献した探検隊の、労苦と感動を伝える名著。ナビゲーション:木村由莉。
歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術
トマス・エスペダル 著 枇谷 玲子 訳
「自分の人生を、主導権をもって歩き続けるとはどんなことか?」北欧における“世界文学の道先案内人”が、作家達の言葉に触れながら思索を深める哲学紀行。現代ノルウェーの金字塔的作品。
定価2,915円(本体2,650円)
ゴビ砂漠探検記
スウェン・ヘディン 著 梅棹 忠夫 訳 椎名 誠 解説
荒涼たるゴビ砂漠、東西の文明をつないだシルク・ロードを縦横に踏査し、中央アジアの探検史に不朽の足跡を残したヘディンの名著を、誉れ高い梅棹訳でおくる。
ニジェール探検行
マンゴ・パーク 著 森本 哲郎/廣瀬 裕子 訳 中村 安希 解説
ニジェール川の水源と河口を探るべくアフリカへ旅立ったマンゴ・パーク。酷暑と猛獣の恐怖に耐え西アフリカ奥地を踏査。探検の終焉間近に、現地民の襲撃により落命した悲劇の探検家の手記。
定価2,970円(本体2,700円)
ノンフィクション
「武漢日記」が消された日 中国から始まったある言論弾圧
マイケル・ベリー 著 竹田 純子 訳
中国当局が危険とみなした言論はどのように抹殺されていくのか――コロナ禍、大きな話題となった『武漢日記』を軸に、その知られざる実態を詳細に記録した衝撃のノンフィクション。
黄河源流からロプ湖へ
ニコライ・プルジェワルスキー 著 加藤 九祚 訳 川内 有緒 解説
ゴビ砂漠を縦断し、ロプ湖からタクラマカン砂漠を経て天山山脈までを踏査。その計画性と科学性、克明な観察と記録によって学術探検の基礎を築いた不朽の名作。
樵る 激情
トーマス・ベルンハルト 著 初見 基 訳
二十年ぶりに「芸術家晩餐会」に招かれた小説家の脳裏に噴き出す忌まわしき過去の記憶、そして悔恨、呪詛、愛と挫折が現在を切り裂く。暗黒の巨匠ベルンハルト後期の異様なる傑作。
定価3,630円(本体3,300円)
私と言葉たち
アーシュラ・K・ル=グウィン 著 谷垣 暁美 訳
大好きな本、言語、詩、動物たち、自分が育った家……。2000年代の講演・エッセイ・書評を集成。ディック、レム、カルヴィーノ、サラマーゴ、アトウッドなど作品書評も多数収録。
定価3,245円(本体2,950円)
人間のはじまりを生きてみる 四万年の意識をたどる冒険
チャールズ・フォスター 著 西田 美緒子 訳
震え飢える狩猟採集時代、家畜と農耕に縛られる新石器時代、自然に別れを告げる啓蒙時代。息子と二人で森に入った奇才作家が、人類の歩みを実際に体験する、哲学サバイバルエッセイ。