河出書房新社
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外国文学
エドワードへの手紙
アン・ナポリターノ 著 桑原 洋子 訳
旅客機墜落事故の唯一の生存者である12歳の少年エドワード。両親と兄を失い、生きる気力を失っていた少年の6年に及ぶ成長の日々が、事故が起きる直前の機内の状況と交互に語られる。
定価2,475円(本体2,250円)
○在庫あり
リャマサーレス短篇集
フリオ・リャマサーレス 著 木村 榮一 訳
何カ月も、何年も過ぎていったが、明日という日はやってこなかった――。スペイン語圏文学の名作『黄色い雨』の著者による集大成となる自選短篇集。
定価3,190円(本体2,900円)
パープル・ハイビスカス
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 著 くぼた のぞみ 訳
厳格な父に育てられた少女カンビリは、軍事クーデタに備えて預けられた叔母の家で、自由な価値観を知る。自己を肯定していく少女の鮮烈な物語。世界20か国以上で翻訳された傑作長篇。
定価3,410円(本体3,100円)
もう行かなくては
イーユン・リー 著 篠森 ゆりこ 訳
リリアは3人の夫に先立たれ、5人の子を育て17人の孫を持つ。昔の恋人の日記を手に入れ、それに自分の解釈を書き込んでいく過程で驚くべき秘密が明らかになっていく。喪失と再生の物語。
定価3,740円(本体3,400円)
柩のない埋葬
方方 著 渡辺 新一 訳
記憶を失ったまま生きる一人の女性、その波乱の人生をとおして記憶と忘却の意味を問いかける重層的かつ壮大な物語。コロナ禍のドキュメント『武漢日記』の著者による傑作長編。
定価3,025円(本体2,750円)
増補改訂版 奇妙な孤島の物語 私が行ったことのない、生涯行くこともないだろう55の島
ユーディット・シャランスキー 著 鈴木 仁子 訳
島は天国だ。地獄でもある――古今東西、風変わりなエピソードをもつ55の島々を史実に基づいて綴り、美しい地図と共に収録。「ドイツのもっとも美しい本」賞受賞。各国で絶賛を博した書。
定価3,245円(本体2,950円)
年年歳歳
ファン・ジョンウン 著 斎藤 真理子 訳
日本語で「従順な子」という意味の名で育った母の哀しみの向こうがわに広がる、それでしかありえなかった歴史の残酷。韓国最高峰の作家が描く母と娘たちの物語。
定価2,145円(本体1,950円)
ふくろうの本
ふくろうの本/世界の文化
図説 花開くアメリカ児童文学 「若草物語」から「大草原の小さな家」まで
ちば かおり 著
『トム・ソーヤの冒険』『アンクル・トムの小屋』『パレアナ』『あしながおじさん』『小公子』など日本の読者にもなじみの深い名作の舞台と歴史背景を解説、あの名作をもっと深く知る1冊!
定価2,178円(本体1,980円)
安魂
周 大新 著 谷川 毅 訳
難病で息子を亡くした父と、死後の息子の魂の往還。後悔と懺悔、寛容と慰めに満ちた感動の物語。やがて息子は古今東西の賢人から大切な教えを得る。映画化。
定価3,630円(本体3,300円)
最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集
キム・チョヨプ/デュナ/チョン・ソヨン/キム・イファン/ペ・ミョンフン/イ・ジョンサン 著
ヒト、機械、鯨、ドローン、虫、ウイルス……現実を転覆する韓国SFの、めくるめく想像力による「新しい時代の、新しい未来」。星々に生きるものたちの6つの物語。
デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語
ニューヨーク・タイムズ・マガジン 編 マーガレット・アトウッド 著 藤井 光 訳
コロナ禍の世界でなにが起きていたのか。アトウッド、ケレット、イーユン・リー、チャールズ・ユウなど、錚々たる作家の声が国境や人種を越えて響きあう、空前絶後のアンソロジー。
定価3,135円(本体2,850円)
昏乱
トーマス・ベルンハルト 著 池田 信雄 訳
山村の医師である父と鉱山学を専攻する息子は特異な病と狂気を病む住人たちと出会っていく。その中でも侯爵の狂気は果てしもなかった。この世界の暗黒を極めるベルンハルトの名作。
打ちのめされた心は
フランソワーズ・サガン 著 河野 万里子 訳
冷めきった心がすれ違う大富豪クレソン家。一人の女性の来訪で、屋敷は愛とエゴの渦に呑まれていく──。奇跡的に発見されフランスを揺るがした、フランソワーズ・サガン幻の未発表長編。
定価2,112円(本体1,920円)
星のせいにして
エマ・ドナヒュー 著 吉田 育未 訳
スペイン風邪が猛威を振るう1918年ダブリン。小さな産婦人科病室で、彼女たちは「生命」を守るために闘った――。「今」を突き刺す、痛切で強靭なパンデミック・ケアギバー小説の金字塔。
定価2,750円(本体2,500円)
まだまだという言葉
クォン・ヨソン 著 斎藤 真理子 訳
貯金を持ち逃げた家族を思い借金を返す娘。正規職員と非正規職員の板挟みになった教師……。社会の歪みを彷徨う人々の、絶望とかすかな希望を描き出す、韓国リアリズムの極北をなす作品集。
ヌマヌマ はまったら抜けだせない現代ロシア小説傑作選
ミハイル・シーシキン 著 沼野 充義/沼野 恭子 編訳
恋愛、叙情、恐怖、SFなど、多様な作家の個性が響きあうアンソロジー。ビートフ、エロフェーエフ、トルスタヤ、ペレーヴィンら、現代ロシア文学紹介の第一人者たちが厳選した12の短篇。
定価3,520円(本体3,200円)
雨の島
呉 明益 著 及川 茜 訳
ごく近い未来を舞台に、ウイルスプログラム「裂け目」から送られる親しい人々の記憶と、台湾の自然、動植物をモチーフとして描かれる美しい6つの短篇集。著者自作のカラー博物画6点収録。
定価2,640円(本体2,400円)
だれも死なない日
ジョゼ・サラマーゴ 著 雨沢 泰 訳
ある年の元旦、突然人が死ななくなる。瀕死の皇太后、危篤の患者、交通事故者……やがて人々は、不死の不自由に戸惑いはじめ、死神が現れる。『白の闇』のノーベル賞作家が遺した傑作長篇。
推敲
トーマス・ベルンハルト 著 飯島 雄太郎 訳
自殺した友人の遺稿を整理するために動物剥製師宅の屋根裏部屋にこもった主人公が見出したものはなにか。三つの狂気が交錯し交響する戦慄的なカオス。ベルンハルト中期の長篇、ついに邦訳。
定価3,960円(本体3,600円)
サワー・ハート
ジェニー・ザン 著 小澤 身和子 翻訳
毎朝起きるとゴキブリまみれ、残飯を求めゴミ箱に飛び込む──。注目のアジア系アメリカ作家が描く、上海からニューヨークへ移住した極貧一家で育つ少女のダークでコミカルな連作短編集。