河出書房新社
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歴史・地理・民俗
差別の根源を考える
喜田 貞吉 著
差別をなくすにはよく理解し、まじりあっていかねばならないとする「融和促進」、そこから差別の起源を考察する講演、在野の僧形の被差別者・俗法師の研究から被差別部落を考える。
定価1,760円(本体1,600円)
×品切・重版未定
お祭りと祝祭が出会うとき 日韓のまつり文化を比較して
小倉 紀蔵/金 容雲 監修 松岡 正剛/池 明観/小倉 和夫 著
日韓のまつり文化の源流を探り、両国の相互理解を試みる“まつりアンソロジー”。小倉紀蔵、松岡正剛、池明観、小倉和夫、金容雲らが、日本と韓国のまつりを語り尽す!
定価2,200円(本体2,000円)
憑き物耳袋
倉光 清六 著
なぜ憑き物筋と差別されるのか。狐憑き、犬神憑き、トウビョウ、外道、餓鬼憑きまで、〈魔の呪力〉とはなにか、日本人の精神史の裏面を掘り下げる、憑霊信仰民俗学の名著。解説=小松和彦
定価1,980円(本体1,800円)
賤民とは何か
古代の陵戸に始まり、墓守や弊牛馬の処理をした者、放浪者、竹細工師、芸能民などが賤視されてきた。後世、エタ、非人、雑種賤民と称された人々に対する差別の構造とその歴史を考察する。
被差別部落とは何か
被差別部落研究の泰斗・喜田の個人誌「民族と歴史」の「特殊部落研究号」の喜田執筆部分の完全復刻。現在の部落問題研究にも欠かせない、被差別部落の成立過程を克明に描いた記念碑的著作。
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉 著 礫川 全次 編
歴史学と民俗学の博捜する知見と鋭い洞察力を駆使して、先住土着民と差別の問題を追究した文章の集大成。国栖、手長足長、蝦夷から、くぐつ、サンカ、憑き物、人柱まで。差別の根源に遡る。
定価2,420円(本体2,200円)
名山の文化史
高橋 千劔破 著
なぜ名山から寺院が消えたのか? 近代アルピニズム以前の日本の山々の文化と歴史を、山男であり歴史・文芸評論家である著者が渾身の力をこめ名文で綴る。恐山、八海山、天城山等30篇を収録。
定価2,750円(本体2,500円)
なつかしい話 歴史と風土の民俗学
宮本 常一 著
生誕100年を迎えた民俗学者の対談集。古代の海人族の活躍、中世の語りの場「座」の意義、柳田没後の民俗学の可能性、いろり端での昔話や民話の魅力など、失われた日本の豊かさを語る。
ツクヨミ 秘された神
戸矢 学 著
記紀に描かれた3大神様のなかで、アマテラス、スサノヲは大きく扱われ、研究も進んでいるのだが、ツクヨミ(月読命)だけはほとんど記述がなく、謎に包まれている。その謎を解明する。
定価1,870円(本体1,700円)
タブーに挑む民俗学 中山太郎土俗学エッセイ集成
中山 太郎 著 礫川 全次 編
柳田国男門下でありながら、常民の民俗学の枠をはみだし、物的なテーマにも大胆に取り組んだ中山の論考が今に蘇る。人柱伝説に切り込んだ「田植に女を殺す土俗」「本朝変態葬礼史」等傑作17本。
少年少女通販広告博覧会
串間 努 著
昭和の少年少女向け雑誌の通販広告。背が高くなる器械、頭のよくなるヘアバンド、睡眠学習器、――摩訶不思議なキャッチコピー、爆笑商品! 昭和レトロ商品収集の第一人者が全貌を明らかに!!
旅の民俗学
旅する巨人・宮本常一の旅に関するきわめつけ対談集。テーマは、日本人の起源、旅と伝説、道の文化史、海と日本人、漁村と港町、観光資源など。メンバーは、丸谷才一ほか。
乞胸 江戸の辻芸人
塩見 鮮一郎 著
「ごうむね」とは、江戸初期、戦乱がおさまって失職した武士で、乞食に身を落として大道芸をなりわいとした被差別民のこと。弾左衛門、車善七の支配を受けた彼らの生態をまざまざと活写。
定価2,090円(本体1,900円)
白の民俗学へ 白山信仰の謎を追って
前田 速夫 著
全国の、特に被差別部落に多く分布する白山神社。その謎に包まれた白山信仰の実際を追って、探求の手は留まるところがない。民俗学の神秘の空白部分に迫る、スリリングな書き下ろし。
四天王寺の鷹 謎の秦氏と物部氏を追って
谷川 健一 著
聖徳太子が起請した四天王寺には、なぜ太子が蘇我氏とともに滅した物部守屋が祀られているのか――そのテーマに触発されて、物部一族と、深い関係のあった帰化人・秦氏のその後を追う。
定価2,860円(本体2,600円)
「君の名は」の民俗学
岩井 宏實 著
名前を尋ねるのはどのような意味があるのだろうか、名付けや襲名・改名に込められた願い、名前についての礼儀作法、道具に名前を書くのはなぜかなど、名前をめぐるフォークロア。
定価1,320円(本体1,200円)
異端の民俗学 差別と境界をめぐって
礫川 全次 著
稲作以外の境界で暮らす差別された人々を研究してきた、喜田貞吉、中山太郎らの先駆的民俗学者の業績に今日的な光をあて、柳田民俗学の盲点を補強する、画期的な試み。
日本人を考える 歴史・民俗・文化
旅する巨人・民俗学者で座談の名手だった宮本常一がさまざまな日本の歴史・民俗・文化を考える。テーマは、差別、庶民生活、子育て、旅など。対談相手は安岡章太郎、野間宏、大宅壮一、速水融など。
『忘れられた日本人』の舞台を旅する 宮本常一の軌跡
木村 哲也 著
宮本常一の名作『忘れられた日本人』。宮本が戦前戦後に訪ねた土地を、若き研究家がたどり直し、宮本が出会った人の遺族を訪ねる旅の記録。変貌する風土の中、変わらない心を探る民俗ルポ。
南の島を開拓した人々
台湾で精糖事業を興した中川虎之助、出稼ぎ女性に尽くした村岡伊平治、南方交易史研究の菅沼貞風、麻園を経営した太田恭三郎、漁場の開拓者、原兄弟ら……。近代日本苦難の南方開拓物語。