河出書房新社
河出の本を探す
674件中 61~80件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
外国文学
須賀敦子の本棚 池澤夏樹=監修
嘘と魔法 下
エルサ・モランテ 著 北代 美和子 訳
須賀が「尊敬してやまない」小説家の希有の大長編は孤独な少女の虚実交えた語りでつづく。実らぬ愛、激しい独占欲、嫉妬、裏切りなど烈々たる感情の渦が最後には狂気へと一気に燃えあがる。
定価3,300円(本体3,000円)
○在庫あり
クネレルのサマーキャンプ
エトガル・ケレット 著 母袋 夏生 訳
自殺者が集まる世界でかつての恋人を探して旅する表題作のほか、ホロコースト体験と政治的緊張を抱えて生きる人々の感覚を、軽やかな想像力でユーモラスに描く中短篇31本を精選。
定価2,145円(本体1,950円)
むずかしい女たち
ロクサーヌ・ゲイ 著 小澤 英実/上田 麻由子 訳
DV、レイプ、性虐待、性の痛みと性への怒り……女として生きる先には、いつも困難が待ち受けている。ベストセラー『バッド・フェミニスト』のロクサーヌ・ゲイが描く、21の女たちの物語。
定価2,640円(本体2,400円)
パワー
ナオミ・オルダーマン 著 安原 和見 訳
ある日を境に世界中の女に強力な電流を放つ力が宿り、女が男を支配する社会が生まれた――。ベイリーズ賞受賞、各紙ベスト10、「現代の『侍女の物語』」と絶賛されるディストピア小説。
定価2,035円(本体1,850円)
夜のふたりの魂
ケント・ハルフ 著 橋本 あゆみ 訳
人生最後の恋が こんなに初々しいなんて――。夜を乗り越えるため出逢った 孤独な魂の物語。NetFlix公開「夜が明けるまで」原作小説。老年の恋をみずみずしく描いた大傑作!
定価1,870円(本体1,700円)
クリストファー・ロビンのうた
A・A・ミルン 著 E・H・シェパード 絵 小田島 雄志/小田島 若子 訳
小さなクリストファー・ロビンへ、これはお父さんのうたのおくりものだよ。世界中の人気者〈クマのプーさん〉の生みの親たちがつくった、うたと絵の本。永遠の古典、名訳で復刊!
クマのプーさんとぼく
クリストファー・ロビンのいるところ、どこにでもプーがいる。愛らしい名コンビがうたの国を駆けまわる! 小田島夫妻による名訳、思わずハミングしたくなる詩集。待望の復刊!
小さな徳
ナタリア・ギンズブルグ 著 白崎 容子 訳
『ある家族の会話』の著者であり伊文学を代表する作家のエッセイ集。獄死した夫との流刑地の日々、須賀作品の基とも読める靴の話、友がみな不在の夏に自死したパヴェーゼの思い出他11篇。
定価1,980円(本体1,800円)
背後の世界
トーマス・メレ 著 金志成 訳
ある喪失についてみなさんに報告しよう。僕の蔵書の話だ。その蔵書は今では存在しない。僕はそれを失ったわけである。……現代ドイツにおける「最も重要な作家のひとり」メレ、本邦初訳!
定価3,190円(本体2,900円)
ジャック・オブ・スペード
ジョイス・キャロル・オーツ 著 栩木 玲子 訳
尊敬を集める人気ミステリー作家は、別名で身の毛もよだつ小説を発表していた。家族の葛藤や盗作疑惑に巻き込まれ、彼は泥沼にはまっていく。ノーベル賞候補とされる作家によるサスペンス。
定価2,530円(本体2,300円)
iPhuck10
ヴィクトル・ペレーヴィン 著 東海 晃久 訳
性交を禁じられた近未来、謎の女にレンタルされたアルゴリズムを主人公に壮大な奇想と哲学が渦巻く暗黒のビジョンをひらくベールイ賞受賞の現代ロシア文学最大の衝撃作。
定価4,730円(本体4,300円)
わたしたちが火の中で失くしたもの
マリアーナ・エンリケス 著 安藤 哲行 訳
秘密の廃屋をめぐる少年少女の物語「アデーラの家」のほか、人間の無意識を見事にえぐり出す悪夢のような12の短篇集。世界20カ国以上で翻訳されている「ホラーのプリンセス」本邦初訳。
定価2,915円(本体2,650円)
大司教に死来る
ウィラ・キャザー 著 須賀 敦子 訳
厳しくも美しいニューメキシコの自然の中で、先住民族の魂の豊かさに触れ真の生きがいを見出してゆく神父たちを描く。20世紀米文学を代表するピュリツァー賞作家の名作を瑞々しい翻訳で。
定価2,420円(本体2,200円)
リンカーンとさまよえる霊魂たち
ジョージ・ソーンダーズ 著 上岡 伸雄 訳
南北戦争の最中、急死した愛息の墓を訪ねたリンカーンに接し、霊魂たちが壮大な企てをはじめる。個性豊かな霊魂たちが活躍する全米ベストセラー感動作。2017年ブッカー賞受賞。
定価3,740円(本体3,400円)
神曲 地獄篇 第1歌~第17歌
ダンテ 著 須賀 敦子/藤谷 道夫 訳
亡き師と愛弟子の共同作業が結実した画期的な新訳。須賀訳の魅力と、今や屈指のダンテ学者・藤谷の最新研究による驚くべき新解釈で、大古典の豊かな世界が広がる。巻末エッセイ=池澤夏樹。
野蛮なアリスさん
ファン・ジョンウン 著 斎藤 真理子 訳
私はアリシア、女装ホームレスとして、四つ角に立っている――凶暴な母、老いた父、そして沢山の食用犬……。少年アリシアのたった独りの戦いが始まる。現代韓国最注目の俊英による問題作!
定価1,760円(本体1,600円)
日本人の恋びと
イサベル・アジェンデ 著 木村 裕美 訳
『精霊たちの家』で鮮烈なデビュー、世界中に読者を持つアジェンデの新作。高齢者向け養護施設を舞台にした現代版「嵐が丘」。ミステリ仕立ての極上恋愛小説!
コミック
スピン
ティリー・ウォルデン 著 有澤 真庭 訳
21歳にして各賞総なめ、グラフィック・ノベルの新たな才能! スケートの練習に明け暮れ、いじめや親との関係に悩みながら、同性愛者である自分を受け入れていく少女をリリカルに描く。
ハウスキーピング
マリリン・ロビンソン 著 篠森 ゆりこ 訳
両親のいない姉妹と、放浪生活を営んできた奔放な叔母との奇妙な三人暮らし。拠り所となる家(ハウス)の喪失の悲しみを詩情豊かにつづる、ピュリツァー賞・全米批評家賞作家のデビュー作。
硬きこと水のごとし
閻 連科 著 谷川 毅 訳
文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか。ノーベル賞候補と目される中国作家の魔術的リアリズム巨篇。