河出書房新社
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外国文学
サハリン島
エドゥアルド・ヴェルキン 著 北川 和美/毛利 公美 訳
北朝鮮発の核戦争後、先進国で唯一残った日本は鎖国を開始。帝大の未来学者シレーニは人肉食や死体売買が蔓延するサハリン島に潜入する。この10年で最高のロシアSFとされる衝撃の傑作。
定価4,180円(本体3,800円)
×品切・重版未定
ミルクマン
アンナ・バーンズ 著 栩木 玲子 訳
謎の牛乳配達人はテロリストなのか。国家独立をめぐるテロと性的抑圧を生きる18歳女性の不安と絶望を描いた傑作長篇。世界30か国以上で翻訳されたベストセラー。ブッカー賞受賞。
定価3,740円(本体3,400円)
○在庫あり
自由をよぶひと シンデレラ
レベッカ・ソルニット 著 渡辺 葉 訳 渡辺 由佳里 解説訳 アーサー・ラッカム 挿画
いちばん素敵で、自由な姿になれるように──世界中で知られる民話が、現代の寓話に生まれ変わる。ラッカムの魅力的なイラストとともに贈る、すべての人の「変容」をめぐる魅惑の物語絵本。
定価2,200円(本体2,000円)
レモン
クォン・ヨソン 著 橋本 智保 訳
2002年、国中が日韓ワールドカップに湧くなか美貌の女子高生が殺された。犯人は捕まらぬまま、残された者たちの人生は静かに壊れていく。悲劇のあとを彷徨う魂の、痛みと祈りの物語。
定価1,870円(本体1,700円)
アヒル命名会議
イ・ラン 著 斎藤 真理子 訳
神「お前、なんで生きとる?そんなことで次の天地創造までやっていけると思うのか?」――仕事、友だち、家族、恋人、性別、神様…新時代の自由を拓く稀代のアーティスト、待望の初小説集。後藤正文氏推薦
定価1,980円(本体1,800円)
洪水
フィリップ・フォレスト 著 澤田 直/小黒 昌文 訳
百年前の洪水、第二次大戦、母と娘の死、秘密裡に猛威を振るう「伝染病」……破局の徴に満ちたパリを舞台に、火事の夜に出会ったピアニストと恋に落ちる主人公が綴る美しき消失の物語。
定価3,575円(本体3,250円)
マリーナの三十番目の恋
ウラジーミル・ソローキン 著 松下 隆志 翻訳
旧ソ連モスクワ。退廃的な日々を送る反体制レズビアン音楽教師マリーナが、30番目の恋によって模範工員となる。破格の文体と過激な描写で高く評価される、『青い脂』と並ぶ初期代表作。
定価3,520円(本体3,200円)
Shine(シャイン)
ジェシカ・チョン 著 代田 亜香子 訳
K-POPスターを目指して大手芸能事務所の練習生になったアメリカ出身の韓国人・レイチェル。夢あり!恋あり!なサクセスストーリーを描いた、元「少女時代」のジェシカによる初小説。
定価1,760円(本体1,600円)
優しい暴力の時代
チョン・イヒョン 著 斎藤 真理子 訳
人生に訪れた劇的な出会いを鮮やかに描く短編集『優しい暴力の時代』に、現代文学賞受賞の「三豊百貨店」を加えた日本オリジナル。現代韓国を代表するストーリーテラーによる珠玉の短編集。
定価2,420円(本体2,200円)
内なるゲットー
サンティアゴ・ H・アミゴレナ 著 齋藤 可津子 訳
ホロコーストに消えた母、僕は沈黙することしかできなかった。――第2次世界大戦時、ポーランドに母を残し、アルゼンチンに移住した息子の苦悩を静謐な筆致で描いた仏ベストセラー。
須賀敦子の本棚 池澤夏樹=監修
神を待ちのぞむ
シモーヌ・ヴェイユ 著 今村 純子 訳
自分にとって「灯台のような存在」と言い、「ユダヤ人が教会のそとにあるかぎり、じぶんはカトリック教徒にはならない」という言葉に「息もできないほど感動」した須賀。不滅の輝きを放つ名作。
定価3,190円(本体2,900円)
中国・SF・革命
ケン・リュウ/郝 景芳/閻 連科/柞刈 湯葉/佐藤 究/王谷 晶/イーユン・リー/上田 岳弘/樋口 恭介/ジェニー・ザン 著
完売店続出の「文藝」春季号特集を大幅増補の上単行本化。新たにケン・リュウ、?景芳(ハオ・ジンファン)の初邦訳作品と柞刈湯葉の書き下ろし「改暦」を収録。
丁庄の夢
閻 連科 著 谷川 毅 訳
政府の売血政策で多くの死者が生まれた「エイズ村」をめぐる、死と狂気と絶望と哄笑の物語。ノーベル賞候補と目される作家が、世界規模の感染症が生む悲喜劇を自ら取材した傑作長篇。
小説版 韓国・フェミニズム・日本
チョ・ナムジュ/松田 青子/デュナ/西 加奈子/ハン・ガン/イ・ラン/小山田 浩子/高山 羽根子/深緑 野分/星野 智幸 著
創刊以来86年ぶりの3刷となった「文藝」の特集「韓国・フェミニズム・日本」から日韓の書き手たちによる短編小説を集め、チョ・ナムジュの初邦訳「離婚の妖精」、松田青子の書き下ろしを加えた決定版。
空腹ねずみと満腹ねずみ 上
ティムール・ヴェルメシュ 著 森内 薫 訳
『帰ってきたヒトラー』の著者が6年の沈黙を破ってついに発表した小説。数年後の欧州を舞台に、押し寄せる難民と国境を閉じるドイツ。何が、なぜ起こるのか、満を持して問う問題作。
定価2,090円(本体1,900円)
空腹ねずみと満腹ねずみ 下
理由のない場所
イーユン・リー 著 篠森 ゆりこ 訳
母親の「私」と自殺してまもない16歳の息子との会話で進められる物語。著者の実体験をもとに書かれた本書からは、母親の深い悲しみが伝わり、強く心を打つ。他に類をみない秀逸な一冊。
失われたいくつかの物の目録
ユーディット・シャランスキー 著 細井 直子 訳
解体された東ドイツの宮殿、絶滅種のトラ、太平洋に沈んだ島、老いたグレタ・ガルボ……自然や芸術作品が雄弁に語り始める。各章16ページのテキストと、ダークな線画が織りなす夢の目録。
リスからアリへの手紙
トーン・テレヘン 著 柳瀬 尚紀 訳
カタツムリ君、象さん、リス君、アリさん、熊君など、個性豊かなどうぶつたちが好きな食べ物や誕生日についてやりとりする。風に運ばれる手紙が伝える、オフビートで滋養に満ちた物語。
定価1,320円(本体1,200円)
魅せられた旅人
ニコライ・レスコフ 著 東海 晃久 訳
19世紀ロシア文学の異才レスコフの代表作を新訳。馬のことならなんでもできるイヴァンが預言者となって遍歴にでるまでの数奇な生涯。いまこそ新しい物語の魅力を凝縮した名作。