河出書房新社
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763件中 141~160件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
外国文学
須賀敦子の本棚 池澤夏樹=監修
私のカトリック少女時代
メアリー・マッカーシー 著 若島 正 訳
ベストセラー小説『グループ』著者の痛快回想記。いじめぬかれた子ども時代や12歳で信仰を捨てた少女時代を辛辣なウィットと温かなユーモアで描き出す、小説を読むようにおもしろい傑作。
定価2,640円(本体2,400円)
○在庫あり
クリオ 歴史と異教的魂の対話
シャルル・ペギー 著 宮林 寛 訳
カトリック左派の代表的思想家の思惟が凝縮した書を初完訳。歴史の女神クリオが老女の姿で、老いとは何か、歴史とは何かを語る。ゴダールやドゥルーズらも愛した究極の名著。
定価3,520円(本体3,200円)
世界不死計画
フレデリック・ベグベデ 著 中村 佳子 訳
DNA、iPS細胞、遺伝子組み換え、臓器製造、脳のデータベース化……10歳の愛娘と僕=ベグベデが、不死をもとめる最先端の生命科学者に取材するサイエンス<ノン>フィクション。
定価2,970円(本体2,700円)
×品切・重版未定
レトロ図書館
怪盗ルパン 二つえくぼの女
モーリス・ルブラン 著 保篠 龍緒 訳
15年前に歌姫が侯爵邸で不測の死を遂げた。興味をもったルパンの前に、金髪の美女と追う警部。事件の背後には……。洒脱な映画を見るような、ルパン物異色の恋愛ミステリ。
定価2,145円(本体1,950円)
苦悩
マルグリット・デュラス 著 田中 倫郎 訳
ナチス占領下のパリで強制収容所からの夫の帰りを待つ苛烈な日々を綴った、文学の限界を超えた作品。デュラスが“私の生涯で最も重要なもの”と告白する、自伝的記録。表題作の他5篇。
凍
トーマス・ベルンハルト 著 池田 信雄 訳
おそるべき作家の最初の長編にして最高傑作、ついに邦訳。画家となった男の調査を依頼されて山間部の村に滞在することになった研修医の手記があばく凍りつくほどにきびしいこの世界の真実。
すべての、白いものたちの
ハン・ガン 著 斎藤 真理子 訳
チョゴリ、白菜、産着、骨……砕かれた残骸が、白く輝いていた――現代韓国最大の女性作家による最高傑作。崩壊の世紀を進む私たちの、残酷で偉大ないのちの物語。
定価2,200円(本体2,000円)
△3週間~
なにもない
カルメン・ラフォレット 著 木村 裕美 訳
18歳のアンドレアが見たバルセロナの光と影、青春の苦さと、人生。スペイン版『悲しみよこんにちは』ともいえる、当時23歳の著者が描き現在まで読み継がれるスペイン文学不朽の名作。
定価2,750円(本体2,500円)
嘘と魔法 上
エルサ・モランテ 著 北代 美和子 訳
現代イタリア文学の金字塔とされる大作を初紹介。両親を亡くし養母も失って天涯孤独となった少女が、祖母、母、自分の三代にわたる女性たちの激動の生涯を物語る。ヴィアレッジョ賞受賞作。
定価3,300円(本体3,000円)
嘘と魔法 下
須賀が「尊敬してやまない」小説家の希有の大長編は孤独な少女の虚実交えた語りでつづく。実らぬ愛、激しい独占欲、嫉妬、裏切りなど烈々たる感情の渦が最後には狂気へと一気に燃えあがる。
クネレルのサマーキャンプ
エトガル・ケレット 著 母袋 夏生 訳
自殺者が集まる世界でかつての恋人を探して旅する表題作のほか、ホロコースト体験と政治的緊張を抱えて生きる人々の感覚を、軽やかな想像力でユーモラスに描く中短篇31本を精選。
むずかしい女たち
ロクサーヌ・ゲイ 著 小澤 英実/上田 麻由子 訳
DV、レイプ、性虐待、性の痛みと性への怒り……女として生きる先には、いつも困難が待ち受けている。ベストセラー『バッド・フェミニスト』のロクサーヌ・ゲイが描く、21の女たちの物語。
パワー
ナオミ・オルダーマン 著 安原 和見 訳
ある日を境に世界中の女に強力な電流を放つ力が宿り、女が男を支配する社会が生まれた――。ベイリーズ賞受賞、各紙ベスト10、「現代の『侍女の物語』」と絶賛されるディストピア小説。
定価2,035円(本体1,850円)
夜のふたりの魂
ケント・ハルフ 著 橋本 あゆみ 訳
人生最後の恋が こんなに初々しいなんて――。夜を乗り越えるため出逢った 孤独な魂の物語。NetFlix公開「夜が明けるまで」原作小説。老年の恋をみずみずしく描いた大傑作!
定価1,870円(本体1,700円)
クリストファー・ロビンのうた
A・A・ミルン 著 E・H・シェパード 絵 小田島 雄志/小田島 若子 訳
小さなクリストファー・ロビンへ、これはお父さんのうたのおくりものだよ。世界中の人気者〈クマのプーさん〉の生みの親たちがつくった、うたと絵の本。永遠の古典、名訳で復刊!
クマのプーさんとぼく
クリストファー・ロビンのいるところ、どこにでもプーがいる。愛らしい名コンビがうたの国を駆けまわる! 小田島夫妻による名訳、思わずハミングしたくなる詩集。待望の復刊!
小さな徳
ナタリア・ギンズブルグ 著 白崎 容子 訳
『ある家族の会話』の著者であり伊文学を代表する作家のエッセイ集。獄死した夫との流刑地の日々、須賀作品の基とも読める靴の話、友がみな不在の夏に自死したパヴェーゼの思い出他11篇。
定価1,980円(本体1,800円)
背後の世界
トーマス・メレ 著 金 志成 訳
ある喪失についてみなさんに報告しよう。僕の蔵書の話だ。その蔵書は今では存在しない。僕はそれを失ったわけである。……現代ドイツにおける「最も重要な作家のひとり」メレ、本邦初訳!
定価3,190円(本体2,900円)
ジャック・オブ・スペード
ジョイス・キャロル・オーツ 著 栩木 玲子 訳
尊敬を集める人気ミステリー作家は、別名で身の毛もよだつ小説を発表していた。家族の葛藤や盗作疑惑に巻き込まれ、彼は泥沼にはまっていく。ノーベル賞候補とされる作家によるサスペンス。
定価2,530円(本体2,300円)
iPhuck10
ヴィクトル・ペレーヴィン 著 東海 晃久 訳
性交を禁じられた近未来、謎の女にレンタルされたアルゴリズムを主人公に壮大な奇想と哲学が渦巻く暗黒のビジョンをひらくベールイ賞受賞の現代ロシア文学最大の衝撃作。
定価4,730円(本体4,300円)