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4/26『湖』(河出書房新社)刊行記念 作家ビアンカ・ベロヴァー×作家アンナ・チマ×翻訳家阿部賢一 トークイベント(東京都文京区)

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チェコの作家ビアンカ・ベロヴァーによる『』(河出書房新社)の刊行を記念して、著者のベロヴァーさん、日本在住の若手作家アンナ・ツィマさん、『』の訳者阿部賢一さんによるトークイベントを開催します。

 

ベロヴァーさんの小説『』は、湖の近くに暮らす少年ナミが幼少期の記憶を頼りに母親を探し求める物語です。少年ナミの冒険譚という枠組みを軸にしながらも、水位が減っていく湖、少年ナミが遭遇する様々な暴力など、近未来的な要素もあれば、「生贄」「シャーマン」といった呪術的な要素もある奥深い作品になっています。2016年、チェコで刊行された本作は、チェコの文学賞マグネジア・リテラ賞、EU文学賞を受賞したほか、これまでに17の言語への翻訳が決定するなど、近年のチェコ文学の中でも最も注目されている作品です。

 

現在、東京に住んでいるツィマさんは、昨年、日本を舞台にした小説『渋谷で目覚める』(未訳)でデビューを果たし、チェコの文学賞マグネジア・リテラ賞の新人賞にノミネートされるなど、今最も注目されているチェコの若手作家です。

 

現代チェコ文学を代表する二人の女性作家によるトークは、今回、東京で初めて実現するもので、それぞれの小説観、日本文学との関係など、様々なトピックが語られる貴重な機会となりそうです。(トークは通訳あり)


[日 時]2019年4月26日(金) 19:00〜

[場 所]Books 青いカバ

     〒113-0021 東京都文京区本駒込2丁目28−24 

参加費]1000円

申 込info@bluekababooks.net にメール

     もしくはお電話03-6883-4507、ご来店で承ります。

 


[登壇者プロフィール]

ビアンカ・ベロヴァー Bianca Bellová

1970年プラハ生まれ。2009年、『感傷小説』でデビュー。2016年に本作で、チェコで最も権威のあるマグネジア・リテラ賞、EU文学賞を受賞し、世界的に注目される。

 

アンナ・ツィマ Anna Cima

1991年プラハ生まれ。2018年、小説『渋谷で目覚める』でデビュー。同作は、マグネジア・リテラ賞の新人賞候補となる。カレル大学で日本文学を専攻。現在、東京在住。

 

阿部 賢一

1972年東京都生まれ。東京大学准教授。訳書にフラバル『わたしは英国王に給仕した』、オウジェドニーク『エウロペアナ』(共訳、第一回日本翻訳大賞受賞)など。

 

[協力]チェコセンター東京、駐日チェコ共和国大使館、河出書房新社

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