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王谷晶『ババヤガの夜』(The Night of Baba Yaga/翻訳:サム・ベット)が英国推理作家協会主催が主催する、ミステリー/犯罪小説に贈られる文学賞 ダガー賞(翻訳部門)を受賞しました。
本賞の日本人受賞は初めてのことです。

ダガー賞は1955年に創設された賞で、ミステリの文学賞としては米エドガー賞と並ぶ世界最高峰の賞と言われています。その中のひとつである翻訳部門(Dagger for Crime Fiction in Translation)は、英語以外の言語で書かれ、英国で出版された、英語翻訳作品に対して授与される賞で、作者・訳者の両名に贈られます。

これまで日本語で書かれた作品からは
2016年:横山秀夫『64(ロクヨン)』(訳:Jonathan Lloyd-Davies)
2019年:東野圭吾『新参者』(訳:Giles Murray)
2022年:伊坂幸太郎『マリアビートル』(訳:Sam Malissa)
の3作が最終候補に残りましたが、いずれも受賞は逃していました。


『ババヤガの夜』内容紹介
お嬢さん、十八かそこらで、なんでそんなに悲しく笑う――。暴力を唯一の趣味とする新道依子は、腕を買われ暴力団会長の一人娘を護衛することに。拳の咆哮轟くシスターハードボイルド!

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河出文庫
著者:王谷晶
仕様:文庫判/並製/208ページ
初版発売日:2023年5月9日
税込定価:748円(本体価格680円)
ISBN:9784309419657
装画:寺田克也
解説:深町秋生

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笠間直穂子『山影の町から』が第73回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。

アスファルトの世界を離れ、わたしは秩父へ移り住むことにした――

本書は、庭と植物、自然と文学が絡み合う土地で、真摯に生きるための「ことば」を探した、練達の仏文学者による清冽なエッセイ集です。

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りんたろう『1秒24コマのぼくの人生』が、第29回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しました。
贈呈式は、6月5日に東京・築地の朝日新聞東京本社にて行われます。

本書は、『銀河鉄道999』『幻魔大戦』ほか、世界的に評価の高いアニメーション監督が、フランスの出版社で描き下ろした自伝的マンガの日本語版です。
広報契約社員の募集をおこないます。
詳細は採用情報をご参照ください。

▼河出書房新社 採用情報
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アンドルー・ライセット 日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの世界 大図鑑』が第47回日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞しました。
森見登美彦さんの小説『シャーロック・ホームズの凱旋』(中央公論新社)とダブル受賞となります。

【日本シャーロック・ホームズ大賞について】


【アンドルー・ライセット氏による「第47回 日本シャーロック・ホームズ大賞」受賞の言葉】

私の著書『シャーロック・ホームズの世界 大図鑑』が、日本シャーロック・ホームズ大賞を授与されたと知り、驚くとともに大変光栄に存じます。

日本シャーロック・ホームズ・クラブは、あと2年で創立から半世紀目を迎えると聞きました。そうした由緒あるクラブの方々全員に、心より感謝いたします。

ホームズの物語は、130年以上ものあいだ、日本の読者や研究者に読み解かれ、翻訳され、愛されてきました。コナン・ドイルの偉大な創造物が、今なお日本でこれほどまでに尊敬され、高く評価されていることを知り、大変嬉しく思います。

あらためて、お礼申し上げます。

I was thrilled and greatly honoured to learn that I have been awarded a prize by the Japan Sherlock Holmes Club for my book The Worlds of Sherlock Holmes. I am most grateful to members of your prestigious club which I know celebrates its half century in a couple of years. The Sherlock Holmes stories themselves have been pored over, translated and cherished by Japanese readers and scholars for more than 130 years. It is heartening to know that Conan Doyle's great creation continues to be so respected and so well served in your country. Thanks very much.

2025年3月、ロンドンにて

アンドルー・ライセット

2026年度の新卒採用は実施しないこととなりましたので、お知らせいたします。
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「紀伊國屋じんぶん大賞2025 読者と選ぶ人文書ベスト30」が発表され、福尾匠著『非美学』が第1位に選出、見事大賞を受賞しました。

『非美学』は、哲学者・批評家として、いま最もその動向が注目される福尾匠氏が芸術と哲学との関係に迫ったドゥルーズ論=批評論。自身の博士論文を約3年の歳月をかけリライトし、確かな手つきで磨き上げた氏の"主著"と呼ぶにふさわしい渾身の一作です。

「紀伊國屋じんぶん大賞」は、紀伊國屋書店スタッフの「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」という思いから立ち上げられ、開催は今年で15回目となります。

今回の選出作品を一挙展開する「紀伊國屋じんぶん大賞 2025」フェアは、2025年2月1日(土)から紀伊國屋書店各店舗にて開催予定。選考委員および読者からの推薦コメントを掲載した小冊子が店頭にて配布されます。
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安堂ホセ著『DTOPIA(デートピア)』が、第172回芥川龍之介賞を受賞いたしました。
鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋季号)と2作同時受賞となります。

『DTOPIA』は、恋愛リアリティ―ショー「デートピア」を舞台に繰り広げられるスリリングかつ、重層的なストーリーを予測不能な角度から描き切った、自他ともに認める最高傑作。
昨年10月、第46回野間文芸新人賞候補作にも選ばれ、選考委員各氏より高い評価を得た、著者第3作です。

第59回文藝賞を受賞したデビュー作『ジャクソンひとり』(第168回/2022年下半期)、第2作『迷彩色の男』(第170回/2023年下半期)に続く、3作、3年連続での芥川賞候補入りで、ついに栄冠を射止めました。

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町屋良平『生きる演技』が第41回織田作之助賞を受賞しました。
文藝賞(2016年)、芥川賞(2019年)、野間文芸新人賞(2022年)、川端康成文学賞(2024年)、デビュー以降、大きな文学賞を確実に射止めてきましたが、この度五冠達成の快挙となりました。

『生きる演技』は、W不倫で実母が自殺した過去を抱えて本心を隠し続ける元「天才」子役×「薬物ジャンキーレイプ野郎」を両親にもつ「炎上系」俳優、高校1年生ふたりの友情と愛憎を通して「生きること」「演技をすること」「戦争」をテーマに描いた長編小説です。
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韓国の作家ハン・ガンさんが、2024年度のノーベル文学賞を受賞しました。
韓国人の同賞受賞は初となり、アジアの女性としても初めての受賞です。

それに伴い、下記3点の緊急重版を決定いたしました。


単行本『すべての、白いものたちの』ハン・ガン 斎藤真理子訳

河出文庫『すべての、白いものたちの』ハン・ガン 斎藤真理子訳

ハン・ガン/チョ・ナムジュ/松田青子/デュナ/西加奈子/深緑野分/イ・ラン/小山田浩子他






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