今日マチ子×藤田貴大(マームとジプシー主宰)×いとうせいこう
テーマ「今、戦争を描くということ」
■2014年8月26日(火)19:30~:+サイン会(開場19:00~)
■会場:青山ブックセンター本店内・大教室
■定員:110名様
■入場料:1,080円(税込)
■ご参加方法:
[2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。
※電話予約は行っておりません。
■ご予約電話: 青山ブックセンター本店・03-5485-5511
■受付時間: 10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2014年8月5日(火)10:00~
【イベント内容】
2013年夏、ひめゆり学徒隊に想を得て描かれた今日マチ子さんの漫画『cocoon』を演劇ユニット、マームとジプシーが舞台化し大きな話題となりました。その舞台を書籍化した『
cocoon on stage』、また今日さんが「少女」と「戦争」をテーマに自身のスケッチブックに描いていた連作をまとめた『
いちご戦争』の刊行を記念してトークイベントを行います。特別ゲストに、舞台『cocoon』を絶賛し、また自身も「戦前」と「戦争」に挟み撃ちされた現代を描いた小説『鼻に挟み撃ち』を刊行したばかりのいとうせいこうさんをお呼びして、今、この時代に戦争を描くこととはどういうことか、3人で語っていただきます。
【プロフィール】
今日マチ子(きょう・まちこ)
漫画家。東京都生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科、セツ・モードセミナー卒業。2004年からほぼ毎日綴った1ページ漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」が書籍化(『センネン画報』)され、注目を浴びる。2006年・2007年・ 2010年・2013年文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。戦争を描いた『cocoon』は劇団「マームとジプシー」により2013年に舞台化。2014年には『mina-mo-no-gram』『アノネ、』『みつあみの神様』『U』が評価され第18回手塚治虫文化賞新生賞受賞。
藤田貴大(ふじた・たかひろ)
1985年生まれ。北海道伊達市出身。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。マームとジプシー主宰。2007年、マームとジプシーを旗揚げ。2012年、『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で岸田戯曲賞を受賞。同じシーンを高速で繰り返すことで変移させていく「リフレイン」の手法を用いた抒情的な世界で一作ごとに注目を集めている。主な作品に『コドモもももも、森んなか』、『Kと真夜中のほとりで』、『ΛΛΛ かえりの 合図、まってた食卓、そこ、きっと――――』などがある。
いとうせいこう
1961年東京都生まれ。作家、クリエーター。出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどでも活躍。88年『
ノーライフキング』でデビュー。99年『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞、2013年『
想像ラジオ』で野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『
ワールズ・エンド・ガーデン』『存在しない小説』『鼻に挟み撃ち』『見仏記』(みうらじゅんとの共著)『
小説の聖典』(奥泉光との共著)などがある。
書籍紹介
〈新世代の叙情作家〉今日マチ子が描く、お菓子と女の子の幻想戦記。いちごミルク海峡決戦、諜報ずきんちゃん、マシュマロ処理班......。鮮烈に描かれる、オールカラー戦争ファンタジー!
単行本 B6変形 128ページ
2014年7月25日発売
定価:1,400円+税
今日マチ子が沖縄戦におけるひめゆり学徒隊に想を得て、戦争を知らない世代として、戦争と少女が切り結ぶさまを描いた傑作『cocoon』を、劇団・マームとジプシーを率いる気鋭の劇作家・藤田貴大が演出し、2013年夏に上演された舞台版『cocoon』はその圧倒的な強度で、2013年のみならず21世紀最高の舞台との絶賛を受けた。戯曲、描きおろしマンガ、関係者座談会etc.――盛りだくさんの内容であの夏の感動がいまよみがえる!!
単行本 253ページ
2014年7月23日発売
定価:2,400円+税