小説家の宮内勝典さんの新作長編小説『永遠の道は曲りくねる』が発表されました。それを記念し、宮内さんによる朗読と、みなさんとの対話の会を開かれます。
カウンターカルチャーの大先輩、宮内さんの新作の朗読を聞き、そして語り合いましょう。
【宮内勝典さんの新作の朗読と対話の会】
○ 日 時:2017年7月19日(水)19:30~
○ 場 所:気流舎(下北沢)
○ 参加費:投げ銭(宮内さんのご好意で、投げ銭は気流舎の運営資金にさせていただきます)
※1ドリンクオーダーお願いします。
宮内勝典(みやうち・かつすけ)
小説家。1944年中国・ハルビンに生まれ、鹿児島で育つ。 1960年代にカウンターカルチャーの洗礼を受け、アメリカに渡って不法滞在者として働く。その後、アメリカインディアン運動に関わり、宇宙飛行士に会ったり、ニカラグアの先住民の反政府ゲリラ独立闘争に身を投じたりと、世界を放浪しながら、この時代と世界に素手で立ち向かい、そこから生まれる言葉を綴り続けてきた。その根底には、文学の力への信頼と、国家機構や産業資本による弱者の抑圧や多様性の喪失への告発、そしてこの惑星に生きる私たちの未来を問い続ける姿勢がある。早稲田大学文学部、大阪芸術大学などで教鞭を取る。
著書
ノンフィクション:「宇宙的ナンセンスの時代」(80年代アメリカの先端的な現場を訪ねたルポ。後に「鷲の羽を贈る」と改題)、「善悪の彼岸」(オウム真理教の教義の問題点を掘り下げる)。
翻訳:「クリシュナムルティの日記」
小説:「グリニッジの光りを離れて」(若い頃のアメリカ生活を自伝的に描く)、「ぼくは始祖鳥になりたい」(神話的世界から科学や哲学を統合しようと試みる物語)、「金色の虎」(新興宗教のグルの話)、「焼身」(ベトナム戦争に抗議して焼身自殺した僧侶の話)、「魔王の愛」(非暴力のガンジーを等身大の人間として描く)、「永遠の道は曲りくねる」(沖縄を舞台に展開する7年ぶりの新作)。