河出書房新社
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776件中 181~200件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
外国文学
ハウスキーピング
マリリン・ロビンソン 著 篠森 ゆりこ 訳
両親のいない姉妹と、放浪生活を営んできた奔放な叔母との奇妙な三人暮らし。拠り所となる家(ハウス)の喪失の悲しみを詩情豊かにつづる、ピュリツァー賞・全米批評家賞作家のデビュー作。
定価2,640円(本体2,400円)
×品切・重版未定
硬きこと水のごとし
閻 連科 著 谷川 毅 訳
文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか。ノーベル賞候補と目される中国作家の魔術的リアリズム巨篇。
定価3,300円(本体3,000円)
○在庫あり
テルリア
ウラジーミル・ソローキン 著 松下 隆志 訳
21世紀中葉、近代国家が崩壊し、イスラムの脅威にさらされる人々は、謎の物質テルルに救いを求める。異形の者たちが跋扈する「新しい中世」を多様なスタイルで描く予言的長篇。
AM/PM
アメリア・グレイ 著 松田 青子 訳
このアンバランスな世界で見つけた、私だけの孤独――AMからPMへ、時間ごとに奇妙にずれていく120の物語。いまもっとも注目を浴びる新たな才能の鮮烈デビュー作を、松田青子が翻訳!
定価1,760円(本体1,600円)
2084 世界の終わり
ブアレム・サンサル 著 中村 佳子 訳
2084年、核爆弾が世界を滅ぼした後、偉大な神への服従を強いられる国で、役人アティは様々な人と出会い謎の国境を目指す。アカデミーフランセーズ大賞受賞のディストピア長篇。
パリに終わりはこない
エンリーケ・ビラ=マタス 著 木村 榮一 訳
ヘミングウェイを夢見てパリで作家修行をする「私」は、マルグリット・デュラスの家に下宿しながら処女作を書きあぐねる――世界文学に新しい地平を切り拓くビラ=マタスの代表作。
シュレーディンガーの猫を追って
フィリップ・フォレスト 著 澤田 直/小黒 昌文 訳
夜の庭にふいに現れた一匹の猫。壁を抜けて出現と消失を繰り返す猫はパラレル・ワールドを自在に行き来しているのか。愛娘を失った痛みに対峙しつつ、量子力学と文学との接点を紡ぐ傑作。
定価3,520円(本体3,200円)
異形の愛
キャサリン・ダン 著 柳下 毅一郎 訳
巡業サーカスの団長の父と母、天才アザラシ少年の兄、美しいシャム双子の姉、特別な力をもつ弟。やがて来る崩壊の日。いまからわが家の話をしよう……偏愛される伝説の名作。
人みな眠りて
カート・ヴォネガット 著 大森 望 訳
ヴォネガット、最後の短編集! 冷蔵庫型の彼女と旅する天才科学者、殺人犯からメッセージを受けた女性事務員、消えた聖人像事件に遭遇した新聞記者……没後に初公開された珠玉の短編16篇。
定価2,200円(本体2,000円)
とるにたらないちいさないきちがい
アントニオ・タブッキ 著 和田 忠彦 訳
一人の女性を愛した男3人の法廷での再会──表題作のほか、魔法の儀式、不治の病、スパイ、戦争……。『インド夜想曲』につづいて発表された幻想とめまいに満ちた11の短篇集。
定価2,420円(本体2,200円)
約束
イジー・クラトフヴィル 著 阿部 賢一 訳
独占領下ブルノで鉤十字型のナチ邸宅を建てた建築家。戦後は秘密警察に狙われ、最愛の妹を失う。復讐を誓い、犯人を地下に監禁するも……。グロテスクな衝撃のチェコ・ノワールついに解禁!
定価2,860円(本体2,600円)
こびとが打ち上げた小さなボール
チョ・セヒ 著 斎藤 真理子 訳
70年代ソウル――急速な都市開発を巡り、極限まで虐げられた者たちの千年の怒りが渦巻く祈りの物語。四半世紀にわたり韓国で最も読まれた不朽の名作がついに邦訳。解説=四方田犬彦
定価2,090円(本体1,900円)
ユリシーズ1-12
ジェイムズ・ジョイス 著 柳瀬 尚紀 訳
20世紀最高の小説を最強の翻訳で。小説の技巧のすべてを駆使して甦るダブリン1904年6月16日の「真実」。全18章のうち、第1章から謎の語り手の「発犬」につながる第12章まで。
定価4,950円(本体4,500円)
炸裂志
閻 連科 著 泉 京鹿 訳
市長から依頼された作家・閻連科は、驚異の発展を遂げた炸裂市の歴史、売春婦と盗賊の年代記を綴り始める。度重なる発禁にも関わらず問題作を世に問い続けるノーベル賞候補作家の大作。
定価3,960円(本体3,600円)
アメリカーナ
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 著 くぼた のぞみ 訳
高校時代に永遠の愛を誓ったイフェメルとオビンゼ。米国留学を目指す二人の前に、現実の壁が立ちはだかる。世界を魅了する作家による、三大陸大河ロマン。全米批評家協会賞受賞。
定価5,060円(本体4,600円)
美食と嘘と、ニューヨーク おいしいもののためなら、何でもするわ
ジェシカ・トム 著 小西 敦子 訳
大学院生ティアが出逢ったのは、秘密を抱えた大物料理評論家。世界一美味しい街の高級レストラン業界の裏側を描いた傑作デビュー小説。スピルバーグ監督のドリームワークス映画化決定!
定価1,980円(本体1,800円)
死せる魂
ニコライ・ゴーゴリ 著 東海 晃久 訳
死んだ農奴の名義を買い集めるために全ロシアを旅するチーチコフを通じて19世紀ロシアの底辺を描き出した読まれざる世界文学の巨編を俊英・東海晃久があざやかな訳文でよみがえらせる。
定価4,730円(本体4,300円)
むずかしい年ごろ
アンナ・スタロビネツ 著 沼野 恭子/北川 和美 訳
土と血のにおい漂う、残酷で狂気に満ちた現代ロシアン・ホラー登場! 双子の息子の異様な行動に怯えるシングルマザーの恐怖を描く衝撃の表題作他、新鋭女性作家による全8編。
ヌメロ・ゼロ
ウンベルト・エーコ 著 中山 エツコ 訳
『薔薇の名前』を著した知の巨人、最後の傑作! 新聞社を舞台に、歪んだジャーナリズムの陰謀をミステリータッチで描き、情報社会にどっぷりと漬かる我々の思考の危うさに警鐘を鳴らす。
定価2,035円(本体1,850円)
ゴールドフィンチ 4
ドナ・タート 著 岡 真知子 訳
テオは全てを置き去りにして、ラスベガス時代の悪友・ボリスとともにアムステルダムへと飛んだ。そして終幕へ――「ドナ・タートは、並外れた物語を生み出した」(スティーヴン・キング)。
定価1,430円(本体1,300円)