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3/7 ホルヘ・ボルピ(『クリングゾールをさがして』著者)来日記念トークイベント

ラテンアメリカ文学新世代の旗手ホルヘ・ボルピ氏の来日を記念して、セルバンテス文化センターでトークイベントを開催します。
昨年邦訳が刊行された長篇『クリングゾールをさがして』は、世界25カ国以上で翻訳された長篇。アインシュタイン、フォン・ノイマン、ゲーデル、ハイゼンベルク、シュレーディンガーといったノーベル賞級科学者たちと、第二次大戦中のナチスの核開発を主導した謎の科学顧問クリングゾールをめぐる物語。ヒトラー暗殺計画、不確定性原理、ゲーム理論、聖杯伝説など、政治と科学と愛と欲望が入り乱れる著者の最高傑作です。
今回は、同作を高く評価する作家・アイドル評論家の中森明夫氏と、訳者の安藤哲行氏をお招きして、この作品と、ボルピの小説世界について深く語っていただきます。ふるってご参加下さい。

開催日時:2016年3月7日(月)18時00分〜
開催場所:セルバンテス文化センター東京 地下1階オーディトリウム
参加方法:入場無料 日本語通訳あり

参加ご希望の方は以下ウェブサイトよりお申し込みください。

プロフィール
ホルヘ・ボルピ
JORGE VOLPI
1968年メキシコ生まれ。大学で法律と文学を学んだのち、1992年、小説『暗い沈黙にもかかわらず』(92)を発表し注目を集める。99年に本書で伝統あるブレベ叢書賞を受賞。ラテンアメリカ新世代の旗手として高い評価を得る。続く『狂気の終わり』(2003)、『地球じゃない』(06)により、20世紀をめぐる三部作を完成。ほかに、小説『影を編む人』(12)、『詐欺の覚書』(14)、評論『感染性の嘘』(08)、『ボリバルの不眠』(09)など。

中森明夫(なかもり・あきお)
1960年三重県生まれ。作家・アイドル評論家。サブカルチャーや文芸評論でも幅広く活躍。小説『アナーキー・イン・ザ・JP』(新潮文庫)が三島由紀夫賞候補となる。主な著書に、『東京トンガリキッズ』(角川文庫)、『女の読み方』(朝日新書)、『アイドルにっぽん』(新潮社)、『AKB48白熱論争』(幻冬舎新書)、『午前32時の能年玲奈』(河出書房新社)、『寂しさの力』(新潮新書)など。

安藤哲行(あんどう・てつゆき)
1948年岐阜県生まれ。専門はラテンアメリカ文学。おもな著書に『現代ラテンアメリカ文学併走──ブームからポスト・ボラーニョまで』(松籟社)、訳書に、C・フエンテス『老いぼれグリンゴ』(「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」Ⅱ-08所収、河出書房新社」、M・プイグ『天使の恥部』(国書刊行会)、E・サバト『英雄たちと墓』(集英社)、R・アレナス『夜になるまえに』『夜明け前のセレスティーノ』(ともに国書刊行会)、『ハバナへの旅』(現代企画室)、L・セプルベダ『パタゴニア・エクスプレス』(国書刊行会)、J・ボルピ『クリングゾールをさがして』(河出書房新社)など。


また、関連企画として、ボルピ氏原作映画「選ばれし少女たち」の上映とトークが開催されます。
開催日時:3月5日(土)18時00分〜
開催場所:国立新美術館
参加方法:入場無料 要予約
詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

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