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10/6 『ポータブル・フォークナー』刊行記念トークイベント「フォークナー、フォークナー! 訳者四人、無謀・無類・無敵の作家を語る」

ポータブル・フォークナー_書影_帯なし.jpgのサムネール画像

今年没後60年を迎えた世界文学の巨人ウィリアム・フォークナー。その作品集『ポータブル・フォークナー』刊行を記念して、本書の翻訳者4名によるトークイベントを開催いたします。
本書は、当時作品が理解されにくかったフォークナーの才能を高く評価していた批評家カウリーが、フォークナーの個々の小説が有機的につながって一つの壮大なサーガを形成していることを、画期的な編集によって示した小説選集です。これによってフォークナーの評価は一気に高まり、ノーベル文学賞受賞につながることとなります。この希有な作品集の初の邦訳が、企画から7年の歳月を経て遂に刊行となりました。訳者の方々はみなさん並々ならぬ熱意をもって、難解と敬遠されがちな作品の尽きせぬ魅力を何とか読者に伝えたいと、句読点ひとつにもそれぞれがこだわり、すばらしい日本語訳を完成させました。
芥川賞作家・池澤夏樹氏、同じく芥川賞作家・小野正嗣氏、フォークナー研究の俊英・桐山大介氏、そして翻訳界の巨匠・柴田元幸氏。今回はこの訳者陣全員が登壇し、稀代の天才作家とその作品について存分に語り合います。

【出演】
池澤夏樹
1945年北海道生まれ。作家、詩人。著書に『スティル・ライフ』(芥川賞)、『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』など。訳書に『カヴァフィス全詩』など。

小野正嗣
1970年大分県生まれ。作家、早稲田大学教授。著書に『にぎやかな湾に背負われた船』(三島由紀夫賞)、『九年前の祈り』(芥川賞)など。訳書に、M・ンディアイ『三人の逞しい女』など。

桐山大介
1983年神奈川県生まれ。アメリカ文学研究者、学習院大学准教授。専門はフォークナー、R・エリスンなどアメリカモダニズム小説。共訳書に、D・ダムロッシュ『世界文学とは何か?』。

柴田元幸
1954年東京都生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。P・オースター、S・ミルハウザーはじめ現代アメリカ小説の翻訳多数。著書に『生半可な學者』(講談社エッセイ賞)など。

場所
渋谷Bunkamura オーチャードホール ビュッフェ

定員
80名程度

イベントURL

主催・問い合わせ先
Book Shop: NADiff modern
TEL. 03-3477-9134



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