2014年11月に刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)。
2016年1月からの第Ⅱ期(全12巻)刊行開始を機に始まった、好評既刊の古典新訳を少人数でじっくりと読み解く連続講義。これまでの講義は10回を超え、600名以上の方にご参加いただき、ご好評いただいております。
新訳をてがけた作家に、古典作品と新訳について、その難しさ・楽しさなどたっぷりと語っていただきます。
第19回&第20回は、第9巻『平家物語』を新訳した古川日出男さんに2ヶ月連続で講師としてご登壇いただきます。
古川さんは、この文学史上空前のエンターテインメント巨編の訳文を原稿用紙1800枚、すべて手書きで執筆されました。「ページをめくり始めたら一気読み」「最後には涙が止まらない」など読者からの反響も多く寄せられている本作。
古川さんはどのように新訳に取り組まれたのか、本イベントでたっぷりと語っていただきます。
初の2ヶ月連続開催。二回目の2月15日には、文芸評論家の波戸岡景太さんとの対談を予定しています。ぜひ、合わせてご参加ください(2講義合わせてのご予約が可能です)。
☆日時...
Vol.1 : 2018年1月18日(木) 18:30開場 19:00開演
Vol.2 : 2018年2月15日(木) 18:30開場 19:00開演
☆会場...ジュンク堂書店池袋本店4階喫茶にて。
☆入場料1,000円(ドリンクつき)
☆定員...40名
☆受付...ジュンク堂書店池袋本店1階 案内カウンターにて。電話予約承ります。 TEL.03-5956-6111
(書籍は当日店頭でもご購入できます。なお、サイン会は予定しておりません。)
☆ご参加の方から、事前に「平家物語」および「日本文学全集」に関して感想・質問などを募集いたします。下記メールアドレスまでお願いいたします。
当日、いただいた感想・質問をトークで紹介させていただく場合がございますので、ご承知おきください。
【感想・質問の送付先】mailto:kouhou@kawade.co.jp
※メールの件名に「1/18(もしくは2/15)イベント参加」の旨をご明記ください。
講師紹介
古川日出男●プロフィール 1966年福島県生まれ。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞と日本SF大賞、06年『LOVE』で三島賞、15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞と読売文学賞(16年)を受賞。他の著書に『平家物語 犬王の巻』など。
波戸岡景太●プロフィール
1977年神奈川県生まれ。明治大学専任准教授。博士(文学)。ポストモダン文学からライトノベルに至るまで、幅広い批評・研究活動を行う。最新刊は、『映画原作派のためのアダプテーション入門』。対談集『動物とは「誰」か?』に、古川氏との対話を収録。